戸建てを購入した後、避けて通れないのが将来の修繕費や固定資産税、保険料などの大きな支出への備えです。この記事では、共働き夫婦や財布を一つにして管理したいご家庭に向けて、効率的でストレスの少ない積立方法を紹介します。
なぜ「目的別積立」が必要なのか?
住宅に関する支出は毎月の支出とは別枠で発生することが多く、まとまった金額が必要になるタイミングが予測しやすいものです。たとえば火災保険の更新や屋根修繕など、数年単位の周期で必ず出費があります。
そのため、通常の生活費と一緒にしてしまうと「いつの間にか使っていた」という事態になりやすく、目的別に明確に分けて積み立てることが賢明です。
おすすめの積立方法3選
- ① 別口座に自動振替
ネット銀行などで「目的別口座」を無料で開設できるサービスを活用すると、積立状況が一目でわかるようになります。たとえば「固定資産税口座」「修繕積立口座」など名称も自由に設定でき便利です。
- ② 封筒式アナログ管理
現金で管理したい方におすすめ。毎月決まった額を「火災保険用」「税金用」などの封筒に仕分けて入れる方法です。視覚的に貯まるのがわかりやすく、節約意識も高まりますが、紛失や盗難には注意が必要です。
- ③ 家計アプリで一元管理
マネーフォワードやZaimなどのアプリを使えば、電子マネーや銀行との連携で自動的に仕分けが可能。口座分けの代わりに「目的別予算」で管理するスタイルです。キャッシュレス派に最適です。
共働き夫婦の家計一元化のポイント
財布を一つにするなら「家族口座」を中心にして、お互いの給与から一定額をそこに入れる「共通支出口座方式」が管理しやすいです。
例:夫婦それぞれが10万円ずつ拠出→生活費や積立費はこの口座から支出
残りはそれぞれのお小遣い口座へ振り分ける、といったスタイルも人気です。
消耗品や生活費との境界線をどう引くか
食費や消耗品(トイレットペーパー、洗剤など)は日常支出として別枠管理するのがおすすめです。曖昧になりやすいので、「月1でまとめ買い」などルール化して支出のブレを抑えると家計が安定します。
実際の事例:我が家の積立スタイル
ある家庭では、毎月固定資産税5,000円・火災保険3,000円・修繕費1万円を別のネット銀行口座に自動積立設定。目的別に名付けたサブ口座で「見える化」し、必要な時期にすぐに使えるよう備えています。
また、夫婦共通の楽天銀行口座をメインにして、生活費・積立費をすべてその口座から管理。明細を夫婦で毎月チェックする「ミニ家計会議」を行っているそうです。
まとめ:積立は「目的別」で分けて安心を得よう
戸建て購入後は、将来の備えとしての積立が家計の安定に直結します。口座を分ける・封筒で仕分ける・家計アプリで管理するなど、自分たちに合った方法で「目的別管理」を徹底すれば、大きな出費も怖くありません。
夫婦で財布を一つにしたなら、まずはルールを話し合って明確化し、「貯める仕組み」をつくることから始めましょう。
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