近年、キャッシュレス決済の普及により、スマートフォンを使った買い物が当たり前となっています。しかし、店頭での決済が正しく完了していたと思っていても、後日「支払いができていなかった」と連絡が来るケースがあります。この記事では、こうした状況においてどのように対応すべきか、PayPayでの支払いに関する実例をもとに整理して解説します。
支払い完了を確認していたのに未払いとされるケース
まず多いのが、PayPayや他のスマホ決済アプリで支払い完了画面を提示し、店員もそれを確認したにも関わらず、後日「未払い」との連絡が来るケースです。このようなトラブルは、システムの反映遅延、店側の確認ミス、ネットワークの一時的不具合など、さまざまな要因で発生します。
実際にあったケースとして、らしんばんなどの店舗での買い物後に、数日後「支払われていない」と言われた例があります。店員の二重確認のもとで支払い済みと判断された状況でも、店舗の管理システムで未処理として残っていたために誤認されることがあるのです。
まずはPayPayアプリの履歴を確認しよう
PayPayアプリ内の「取引履歴」から、該当日の支払いが行われたか確認できます。支払い完了となっている場合、そのスクリーンショットを保存し、店側に再送するのが第一の対応です。
もし「保留中」や「エラー」となっている場合は、支払いが未完了の可能性があるため、PayPayカスタマーサポートへの問い合わせが必要になります。
店舗への対応は記録を残しつつ丁寧に
支払い済みである証拠を提示したうえで、再度請求された場合には、「支払い画面を店員が確認し了承したこと」「二人の店員が対応していたこと」「その後に来店が難しい距離であること」などを丁寧に文章で伝えましょう。
このやり取りは、できればメールやチャットなど記録に残る形式で行うのがベストです。電話のみで対応すると、証拠が残りません。
PayPayと連携して調査してもらう
店舗側の確認が不十分だったと感じた場合、PayPay側に連絡し「店頭で支払い完了を確認したが後日未払いとされた」と経緯を説明し、取引状況の調査を依頼します。
PayPayでは取引のログを保持しており、正規の手続きを踏んでいれば支払った証拠を確認できる可能性が高いです。
遠方店舗で来店が困難な場合の対処
支払いが必要と判断された場合でも、店舗が遠方で来店が困難な場合は、銀行振込やPayPay送金など他の手段を提案しましょう。丁寧に事情を伝えれば、柔軟な対応をしてもらえるケースもあります。
店舗側に対して「次回来店時に支払います」という旨を伝える選択肢もありますが、金額が大きい場合は、時効や請求の証拠に関わる可能性もあるため、なるべく早めの解決が望ましいです。
まとめ：冷静に証拠を揃えた対応を
- まずはPayPayアプリの取引履歴を確認
- スクリーンショット等の証拠を保存・提示
- 店舗と記録に残る形でやり取りする
- 必要であればPayPayに問い合わせて調査依頼
- 来店が困難なら他の支払い方法を相談
今回のようなトラブルは決して珍しくありませんが、冷静に記録を取りながら対応すれば、円満な解決につながります。
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