ATMから現金で他人の口座へ振り込める金額には、実は法令上の上限があります。本記事では、そのルールと、より大きな金額を振り込む際の方法・注意点をわかりやすく紹介します。
ATMの現金振込:10万円までが原則
2007年の本人確認法改正以降、ほとんどの銀行ATMでは現金での振込が10万円までと制限されています。
大手銀行(三菱UFJ、みずほ、京都、北國、福岡、西日本シティ、ゆうちょなど)でも全銀協のガイドラインに沿っており、現金なら10万円までが共通ルールです :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
10万円超の現金振込は窓口で本人確認が必要
10万円を超える現金振込をしたい場合は、ATMでは対応できず、窓口での手続きと本人確認書類の提示が必須になります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
キャッシュカード利用なら数百万円まで可能
ATMで現金ではなくキャッシュカードによる振込なら、銀行によっては1度に数百万円まで可能です。
銀行 | 現金振込 | カード振込(1回限度) |
---|---|---|
三菱UFJ | 10万円 | 500万円未満(カード設定範囲内) :contentReference[oaicite:2]{index=2} |
ゆうちょ | 10万円 | 最大200万円(※契約設定による) :contentReference[oaicite:3]{index=3} |
みずほ・りそな・三井住友・西日本シティ | 10万円 | 150~200万円程度 :contentReference[oaicite:4]{index=4} |
利用前に確認すべきポイント
キャッシュカード振込には、以下の確認が必要です。
- カードやネットバンキングでの振込限度額設定
- ATM操作での「1回限度」や「当日限度額」(例:500万円未満など) :contentReference[oaicite:5]{index=5}
- 10万円超の現金振込には本人確認手続きが求められるという法令対応
高額振込時の注意点
キャッシュカードでも高額を振込む前には、必ず振込限度額をチェックしてください。
また、10万円超の現金振込では氏名・住所・職業の確認があり、窓口対応となります :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
まとめ
ATMで現金振込できるのは「10万円まで」です。
10万円超を振り込むには、「窓口での本人確認」か、「キャッシュカード振込(限度内)」の選択になります。
事前に限度額や振込方法を把握しておけば、手続きもスムーズで安心です。
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