「デビット一体型+クレジット一体型カード」でクレジット機能だけを解約したいときの手順と注意点(三井住友銀行/三井住友カード株式会社)

デビットカード

デビット機能付きのキャッシュカードに、さらにクレジット機能(いわゆる“デビット一体型キャッシュカード+クレジット一体型カード”)を付帯している場合、「クレジット機能だけを解約して、デビットのまま使い続けたい」というご要望をお持ちの方も多いかと思います。ここでは、三井住友銀行/三井住友カードでの手続きルールと、実際にどう進めるかを整理します。

まず理解しておきたい「一体型カード」の構造と解約対象の違い

三井住友銀行系で「デビットカード一体型(キャッシュカード+デビット)」もしくは「クレジット一体型キャッシュカード(キャッシュカード機能+クレジット機能)」という仕組みがあります。例えば、デビット機能だけカードに付き、そのままキャッシュカードとして預金口座と紐づく形のものです。

このような一体型カードの場合、「クレジット機能付き部分」と「デビット・預金口座機能付き部分」が“同一カード”になっていることもあり、“クレジットだけを残さず解約”または“デビットだけ残してクレジット部分を除く””という手続きが、必ずしも個別にできるわけではありません。実際、三井住友銀行の公式FAQでは、「クレジットモードのみ、デビットモードのみの解約はできません」と明記されています。([参照](https://www.smbc.co.jp/kojin/otetsuduki/debit/separate-cancellation/))

三井住友銀行・カードでの解約手続きの基本

まず、クレジットカード機能を解約したい場合、まずはそのカードがどの種類か確認します。もし「キャッシュカード一体型クレジットカード」であれば、解約=カード機能そのものの退会となる可能性があります。例えば、クレジットカード機能を含むカードの解約は、公式FAQで「WEBサービス〈〈Vpass〉〉で手続き可能」と明記されています。([参照](https://www.smbc.co.jp/faq/show/13282?site_domain=default))

一方、デビットカード(キャッシュカード一体型/単体型)を解約したい場合には、別途手続きが必要で、デビットカードのFAQに「SMBCデビットのご解約は、カード種類ごとに異なります」という案内があります。([参照](https://www.smbc.co.jp/faq/show/2425?site_domain=default))

「クレジット機能だけを解約してデビットを継続」の実例と注意点

実例:預金口座+デビット機能付きキャッシュカードをすでにお持ちで、その後「同じ口座でクレジット機能付きの一体型カード」に切り替えた場合。

この場合、次のような流れ・注意点があります:
・クレジット機能付き一体型カードを解約すると、カードそのものが回収され、新たに“デビット専用カード”・“キャッシュカード機能のみカード”が発行されるケースが多い。
・つまり、「デビットだけ残す」「クレジットだけ消す」という選択が、カード会社のシステム上認められないことがあります。先述の「クレジットモードのみ解約不可」の案内もこれを指します。
・したがって、原則として「カード全体(クレジット+デビット)を退会または切替」して、代替カード(デビット専用)を発行する流れとなる可能性があります。

どう手続きすればいいか:ステップ別ガイド

以下が一般的な手続きステップです。

  1. まずカードの名称・機能を確認し、「キャッシュカード一体型クレジットカード」なのか「デビットカード一体型キャッシュカード」なのかを把握。
  2. 口座・カード状況・ポイント・利用履歴を整理。特にクレジット決済枠がゼロになっているか、未払い残高が無いか確認。
  3. 解約または機能切替の申込み。クレジットカード機能のみ希望の場合も、解約手続きでは「カード丸ごと退会・切替」と案内されていることを理解。
    ・クレジットカード機能を解約する場合→〈〈Vpass〉〉で手続き。([参照](https://www.smbc.co.jp/faq/show/13282?site_domain=default))
    ・デビットカード機能を残したい場合→店頭またはネットで“デビットカードのみ継続・クレジット機能除く”という案内があるか確認(ただし原則として不可と明記)
  4. 代替カードの受け取り・旧カードの返却。クレジット機能付きカードを解約すると、クレジット機能なしキャッシュカードが発行されるケースあり。([参照](https://www.smbc.co.jp/faq/show/2137?site_domain=default))
  5. 解約後の確認:新しいカードでデビット機能のみ使えるか、クレジット決済枠が消えているかを確認。

まとめ:希望をかなえるためには“カード機能構造”を正しく理解して手続きを

「クレジット機能だけを解約してデビットだけ残したい」というニーズは、カード会社のシステム構造上、必ずしも個別分離できるわけではありません。特に、キャッシュカード一体型クレジットカードの場合は、カード全体の解約・切替という形になることが多いです。

したがって、手続きを始める前に「今持っているカードがどのタイプか」「未払い残高がないか」「ポイントや付帯サービスに影響がないか」を確認のうえ、クレジット機能解約(および、もし可能ならデビット機能継続)の手続きを進めるのがおすすめです。必要に応じて銀行・カード会社へ直接お問い合わせ・確認しておくことが安心です。

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