夏のエアコン節約術：つけっぱなしはアリ？快適さと電気代を両立する方法とは

猛暑が続く日本の夏、エアコンを一日中つけっぱなしにする家庭も少なくありません。しかし「電気代が気になる」「部屋がなかなか涼しくならない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、エアコンの使い方と節約術をわかりやすく解説します。

エアコンを一日中つけっぱなしにするのは本当に高くつく？

実は、エアコンの電気代は「起動時に最も多く電力を消費する」ことが知られています。そのため、頻繁なオン・オフを繰り返すよりも、一定温度で運転を続ける方が電力を抑えられることもあります。

たとえば、外気温35度の日に1時間ごとにスイッチを切り替えていたAさんは、つけっぱなしに切り替えた翌月の電気代が1,000円ほど下がったという実例もあります。

断熱カーテンや遮光カーテンの導入は効果的ですが、それだけでは不十分な場合も。冷気は下にたまりやすいため、サーキュレーターを使って空気を循環させることが重要です。

さらに、窓の外側にすだれやグリーンカーテンを設置することで、室内に入る熱を物理的にカットできます。エアコンの設定温度が1度違うだけで、年間1,000円以上の差が出ることもあります。

上記のような小さな工夫の積み重ねが、年間の電気代節約につながります。

・水を入れたペットボトルを冷凍し、タオルに包んで枕元に置く

・麻素材の寝具やカーテンに変える

・保冷剤を首元に巻く専用グッズを活用する

・夜間は網戸＋扇風機で風通しを確保

エアコンに頼り切らない生活アイデアを取り入れることで、心地よさを保ちながら節電できます。

40代主婦Bさんは、「朝6時から夜11時まで冷房28度設定でつけっぱなし。サーキュレーターを併用し、リビング全体を効率よく冷やしています。電気代は7月で8,300円程度で済みました」と話します。

また20代一人暮らしCさんは、「帰宅前の30分だけスマートリモコンで冷房を自動起動。部屋に着く頃には快適な温度で、電気代も月6,000円以内に抑えられています」とのこと。

・エアコンはつけっぱなしの方が効率的なケースもある

・サーキュレーターや遮熱アイテムと組み合わせると節電効果アップ

・ライフスタイルに合わせた使い方を見つけるのがポイント

暑さを我慢しすぎると体調を崩す原因にもなります。無理のない範囲で快適と節約を両立させる方法を取り入れて、夏を元気に乗り切りましょう。