七十七銀行では、安全性を高めるために独自の生体認証システム「手のひら認証(静脈認証)」を導入しています。特に他銀行への振込など、一定金額以上の取引においては、認証を求められる場面もあります。本記事では、七十七銀行における振込時の認証の必要性や、手のひら認証が求められる条件、そしてそれを回避するための方法について詳しく解説します。
七十七銀行の手のひら認証とは?
七十七銀行が導入している手のひら認証は、手のひらの静脈パターンを使った生体認証方式です。指紋や暗証番号よりも高いセキュリティ性があり、ICキャッシュカードや通帳を紛失しても不正利用されにくいという特徴があります。
この認証は、本人確認の手段として一部のATMや窓口で使われており、他行への送金などの取引時に使用されるケースもあります。
すべての振込に手のひら認証が必要なのか?
実は、すべての振込に手のひら認証が必須というわけではありません。通常のネットバンキングやATMからの送金であれば、ICキャッシュカードと暗証番号のみで手続きが完了する場合も多いです。
ただし、次のような条件に該当する場合は手のひら認証が必要になる可能性があります。
- 高額(例:10万円以上)の振込
- 過去に取引履歴のない口座宛の送金
- 長期間口座を利用していない場合
- 窓口での手続き
上記条件のうちいずれかに当てはまる場合、安全のために追加認証が求められる仕組みになっています。
どうしても手のひら認証を避けたいときの代替手段
「手のひら認証の登録をしていない」「手のひら認証機対応ATMが近くにない」といった場合には、次のような回避策があります。
- インターネットバンキングを活用:一部振込に限り、登録済みの受取先であれば、手のひら認証なしでも可能です。
- 金額を分けて複数回に振込:高額振込に対して認証が必要な場合、1回あたりの金額を減らすことで回避可能なケースがあります。
- スマート認証NEO(アプリ)を利用:スマホ認証を使えば、より簡単に手続きを完了できます。
ただし、すべての方法が常に適用できるわけではなく、状況やアカウント設定によって異なります。
手のひら認証の登録・解除方法
もし今後スムーズにATMや窓口を利用したい場合は、手のひら認証の登録を検討してみてもよいでしょう。登録は以下の手順で行えます。
- 七十七銀行の店舗に行く
- 本人確認書類(免許証や保険証など)を提示
- 登録専用端末で手のひら情報を登録
なお、認証を解除したい場合や利用を停止したい場合も店舗での手続きが必要になります。
まとめ:状況に応じて使い分けを
七十七銀行における他行への振込時に手のひら認証が必要かどうかは、取引の内容・金額・方法によって異なります。必ずしもすべてのケースで必要というわけではありませんが、安全性を重視する同銀行の方針として一部の振込では認証が必須となっています。
日常的に振込を行う方は、公式サイトや最寄り支店で詳細を確認の上、手のひら認証の活用を含めた安全で便利な送金環境を整えておくことをおすすめします。
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