海外旅行を計画する際、気になるのが「現地通貨の準備」や「支払い時の為替手数料」。特にアメリカ旅行ではドルでの支払いがメインとなるため、手数料を抑えながらスマートに支払いたいものです。本記事では、住信SBIネット銀行の「外貨積立応援プログラム」や「外貨デビット支払い」などを活用し、旅行中にお得に支払う方法を詳しく紹介します。
外貨積立応援プログラムとは?
住信SBIネット銀行の「外貨積立応援プログラム」は、米ドルなどの外貨を積立購入する際に為替手数料(通常1ドルあたり15銭前後)が実質無料(0円)になるお得なプランです。期間限定キャンペーンで実施されることが多く、事前のエントリーが必要な場合があります。
たとえば、月1万円ずつドルを積み立てれば、通常であれば数十円の為替手数料が発生しますが、それが0円になるため、長期的に見て大きな節約効果が期待できます。
積み立てた外貨はすぐに使えるのか?
結論から言うと、「積立直後の外貨はすぐに使えます」。住信SBIネット銀行では、積立によって購入された外貨は「外貨普通預金口座」に反映され、その残高はリアルタイムで「外貨デビットカード決済」に使用可能です。定期預金ではないため、満期やロックアップ期間はありません。
ただし、購入直後はデビットカードに反映されるまでに数分〜最大で数時間かかるケースがあるため、旅行直前の積立ではなく、余裕を持った準備がベターです。
外貨デビットカードのメリットと注意点
住信SBIネット銀行の外貨デビットカードを使えば、ドル建てで支払いができ、外貨口座から直接引き落としされるため、為替手数料がかかりません。さらに、月30回までの利用に対し、利用額の0.8%相当のスマプロポイントが還元される特典もあります。
一方で注意すべき点は、
- 現地通貨以外(たとえばユーロ圏など)で使うと円転が発生
- VISA加盟店でも店舗によっては外貨デビットに非対応
- 一部ホテルやレンタカーでは利用できない場合がある
という点です。
クレジットカードとの違い:どちらがお得?
クレジットカードでのドル支払いの場合、支払日と引き落とし日の為替差が発生するほか、カード会社所定の為替手数料(1.6%程度)が上乗せされます。これに対し、外貨デビットでは「為替レート固定済みの自分の外貨で支払う」ため、レートの透明性が高く、手数料も抑えられる点が魅力です。
さらにポイント還元も考慮すれば、外貨デビットの方が総合的にお得になる可能性が高いです。
実際の活用シミュレーション
たとえば、アメリカ旅行で1,000ドルを使う予定がある場合、事前にドルを積立しておき、そのドルをデビット決済に使うとします。通常のクレジットカードなら為替手数料だけで約1,600円(1.6%)が追加でかかるところ、外貨デビットなら手数料0円で、かつポイント還元(約8ドル分)も受けられます。
これだけで約2,000円以上の差がつく可能性があるため、積極的に活用する価値があります。
まとめ:旅行前から計画的な準備を
住信SBIネット銀行の外貨積立とデビットカードを活用すれば、アメリカ旅行での支払いコストを大幅に節約できます。積立分はすぐに使えるため、「満期があるのでは?」という心配も無用です。旅行前に余裕を持って積み立てと設定を済ませておけば、現地でも安心してスマートに支払いができます。
今後の円安リスクに備えた「資産の外貨分散」としても有効なので、ぜひ検討してみてください。
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