ドル建て保険は外貨運用の一環として注目されていますが、解約時の手続きや受取タイミングに不安を感じる方も多いようです。特に明治安田生命の「積立ドル」のような商品では、為替や日数に関する注意点も必要です。本記事では、円で受け取る場合の流れと入金のタイミングについて、具体的に解説します。
明治安田生命「積立ドル」とは?
「積立ドル」は、明治安田生命が提供するドル建ての外貨建保険です。契約者は定期的にドルで保険料を積み立て、満期や解約時に受け取ることができます。受取通貨はドルまたは円から選べるため、為替リスクの管理も重要になります。
近年では、円安の進行に伴いドル建て保険を円で解約・受取するケースも増えています。
解約手続きの流れと必要な確認事項
保険契約を解約して円で受け取る場合、以下の流れで進みます。
- 1. 契約者が解約請求書またはWebで解約申請を行う
- 2. 明治安田生命側で手続き確認・為替計算
- 3. 入金までに通常3営業日程度
注意点として、「3日後に振込」とは「手続きが完了した日から起算した3営業日後」を意味します。つまり、書類不備や営業日外(週末・祝日)を挟むとさらに遅れる可能性があります。
「手続き完了日」とは具体的にいつか
解約請求を提出した日=手続き完了日ではありません。明治安田生命側が「書類確認・内容照合・受領完了」した日が正式な完了日となります。
たとえば、6月27日(木)に請求を出した場合、完了が28日(金)であれば、6月28日から起算して3営業日後の7月3日(水)頃の入金になることが多いです。
円で受け取る際の為替レートとその影響
受取額を円にする場合は、明治安田生命が定める「受取日当日の為替レート(TTB)」が適用されます。為替変動により、ドル建てで受け取るよりも金額が変動することがあります。
たとえば、ドルレートが1ドル=150円のときに1,000ドルの返金なら15万円ですが、レートが145円なら14万5,000円になります。この点に注意し、受取タイミングを見極めることも大切です。
実際に返金されるまでのスケジュール例
【例】6月26日(水)に解約請求書提出
6月27日(木)に明治安田生命が書類受領・処理完了
6月28日(金)から起算して3営業日後 → 7月3日(水)に指定口座へ入金
このように、「3日後=3営業日後」という点を念頭に置くことが重要です。
まとめ:入金タイミングは“3営業日後”を基本に考える
明治安田生命の「積立ドル」を円で解約・返金請求した場合、実際の入金は手続き完了から起算して3営業日後が目安です。請求を提出した日ではなく、処理完了日が基準となるため、週末や祝日をまたぐ場合は日数に余裕を持って行動しましょう。
為替のタイミングや営業日の関係で入金日が前後することもありますので、口座残高や支払予定にも気をつけながら、計画的に対応しましょう。
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