車の任意保険が6等級で年5万円は安すぎる?ネット型保険の仕組みと確認すべきポイント

自動車保険

初めて自動車保険に加入する方にとって、保険料の相場感はつかみにくいものです。特に「6等級+車両保険込みで年5万円程度」という見積もりが出た場合、「本当に正しい内容か?」と疑問に感じるのは自然な反応です。この記事では、ネット型保険と保険料の仕組みを整理し、確認すべき注意点について解説します。

6等級とはどんなランク?

自動車保険の等級は1~20まであり、事故歴のない契約者は年々等級が上がって保険料が安くなります。6等級は新規契約者のスタート等級(本人名義で初めて加入した場合)で、割引率は少なく、リスクとしては中立とされています。

親の契約を引き継ぐ「ノンフリート等級継承」ができれば7等級スタートも可能ですが、今回のように6等級なら「一般的な新規加入者」と言えます。

ネット型自動車保険が安くなる理由

✔️ 営業員を介さない分、運営コストが低い
✔️ インターネット割引や早期申込割引などが充実
✔️ 契約内容を必要最小限にカスタマイズできる

例:30歳以下・年走行距離5,000km未満・対人対物無制限・車両保険(エコノミー型)などを選択した場合、ネット保険では年4~6万円程度になることも珍しくありません。

車両保険の種類によって保険料は大きく変わる

車両保険には主に以下の2種類があります。

  • 一般型:自損事故や当て逃げも補償対象(保険料高め)
  • エコノミー型(限定補償):盗難・火災・当て逃げ除外(保険料安め)

5万円程度の見積もりが出ている場合は、多くが「エコノミー型」かつ「免責あり(例:1回目5万円、2回目10万円など)」の設定になっている可能性が高いため、補償範囲を必ず確認しましょう。

見積もり時に確認すべきその他の条件

・対人・対物補償の金額:無制限が基本。これが1000万円などになっていたら見直しを。

・人身傷害補償:自分や同乗者のけがに対応。金額や治療費実費型かどうかも確認。

・免許証の色:ブルーかゴールドかで保険料が異なる。

・運転者限定:本人のみ or 家族限定にすることで保険料が下がるが、適用範囲は狭まる。

実例:同条件で保険料がどう変わるか

例①:26歳・6等級・トヨタアクア・エコノミー型車両保険付き → 年額54,000円(ネット型)

例②:26歳・6等級・トヨタアクア・一般型車両保険+弁護士特約+ロードサービス付き → 年額89,000円(代理店型)

このように補償内容によっては、数万円単位で差が出ます。

まとめ

✔️ 6等級・ネット型で5万円台は条件次第で“普通にあり得る”水準
✔️ 車両保険が「エコノミー型」か「一般型」かで大きく変動
✔️ 見積もりは補償範囲や免責額をしっかり確認することが大切

安さだけに惹かれず、「万が一のときに十分な補償を受けられるか?」を軸に、自分に合った保険内容を選びましょう。

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