最近、見慣れない海外の電話番号から着信があり、不安に感じるという声が増えています。特に、自動車保険などの個人情報を扱う保険会社で情報漏洩事件が発生した直後であれば、「もしかして自分の情報が流出したのでは?」と不安に思うのも無理はありません。この記事では、海外からの不審な電話と個人情報漏洩との関連性、調査方法や対処法について解説します。
+69903565911のような番号からの着信は何なのか?
国際電話のように見える「+699〜」といった番号は、一般的に詐欺目的の可能性が高いとされています。このような番号は「プレミアム通話詐欺」や「架空請求詐欺」の手段として使われることがあります。
実際に折り返し電話をかけてしまうと、高額な通話料を請求される危険もあります。よって、見覚えのない番号からの着信には応じないことが原則です。
情報漏洩と迷惑電話の関係はあるのか
個人情報が漏洩した場合、その情報が悪意ある第三者の手に渡ることで、迷惑電話やフィッシングメールの増加につながることがあります。特に「名前・電話番号・加入保険会社」などのセット情報が流出した場合は、より巧妙な手口での連絡がくるケースがあります。
過去の情報漏洩事件では、「●●社から依頼を受けた」と偽って勧誘の電話をかけるケースも報告されており、電話番号だけでなく背景情報が利用されるリスクがあります。
あいおいニッセイ同和損保の情報漏洩に関する現状確認
2023年〜2024年にかけて、あいおいニッセイ同和損保を含む一部保険会社で情報漏洩事案が報告されました。該当する可能性があるユーザーには、公式からメールや郵送で通知が届く仕組みになっています。
自分が対象かどうかを確認するには、以下の手順をおすすめします。
- あいおい損保の公式サイトを確認し、情報漏洩に関するお知らせをチェック
- サポートセンターに連絡し、自分の契約が対象かどうかを直接問い合わせ
- 情報提供があった場合の対処法や支援内容も併せて確認
被害対象者には、一定期間の信用監視サービス(クレジット監視など)が提供されることもあります。
迷惑電話を受けたときの対処法と通報先
見覚えのない番号から着信があった場合、以下の対応が推奨されます。
- 折り返し電話はかけず、着信番号をネットで検索(「電話番号 検索」など)
- スマホアプリ(例:Whoscall、迷惑電話ブロック)で番号の評価を確認
- 不審な場合は総務省や迷惑電話相談センターに通報
- AndroidやiPhoneの設定で着信拒否リストに登録
また、電話番号が漏洩していると感じた場合は、携帯キャリアに相談し番号変更を検討することも有効です。
まとめ:情報漏洩が不審電話につながる可能性も。慎重な行動を
見覚えのない国際番号からの着信は、高い確率で詐欺や迷惑行為を目的としたものである可能性があります。そして、保険会社などから情報が漏洩した場合、こうした迷惑行為に巻き込まれるリスクは現実的です。
自分の情報が流出したかどうかを確認するには、保険会社への直接問い合わせや公式発表のチェックが有効です。あわせて、迷惑電話に対しては冷静かつ迅速に対応し、被害を未然に防ぎましょう。
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