社会人2年目で実家暮らし、貯金が200万円。この数字を見て「多いのか?少ないのか?」と不安になる方もいるかもしれません。周囲と比較しづらいお金の話だからこそ、この記事ではその状況が健全かどうかを解説し、これからの貯金計画の参考になる考え方を紹介します。
社会人2年目の平均貯金額と比較してみよう
まず気になるのは「平均と比べてどうか?」です。20代前半(22〜24歳)の平均貯金額は、統計的には50〜100万円前後というデータが多く見られます。
つまり、200万円というのは平均以上であり、実家暮らしを活かした堅実な貯蓄ができている証拠です。全く焦る必要はありません。
実家暮らしであればチャンス期でもある
一人暮らしに比べて生活費が抑えられる分、実家暮らしは「貯金しやすい時期」でもあります。家賃・光熱費・食費などの支出が抑えられている今こそ、今後のライフイベント(引越し、結婚、転職など)に備えてベース資金を築くチャンスです。
たとえば、「将来の引越し資金100万円+予備費50万円+投資スタート資金50万円」など、用途を決めて分けておくと貯金の目的が明確になります。
住民税が引かれる2年目以降に注意
社会人2年目からは住民税が給与から天引きされるため、手取り額が月数千円〜1万円程度減少します。これを機に、支出の見直しや家計簿アプリなどの活用をおすすめします。
たとえば、毎月20万円の手取りのうち、固定費を10万円以内に抑えれば、趣味や貯金に回す余裕が確保できます。
貯金ペースとしては順調。投資を視野に入れても◎
毎月2〜3万円以上の貯金を継続し、年間で40〜50万円以上貯まっているなら非常に順調です。さらに、将来のインフレリスクや資産形成を考えるなら、少額からの投資(つみたてNISAやiDeCoなど)も視野に入れてみましょう。
投資は時間を味方につけるもの。20代から始めることで、30代40代で大きな差になります。
同世代と比較しすぎず、自分軸で考える
お金の感覚は人それぞれで、収入や支出の事情も大きく異なります。友人と貯金の話をしないからといって不安になる必要はありません。
大切なのは、自分の価値観と将来設計に合ったペースでお金を管理すること。SNSや噂に流されず、自分が安心できる金額を積み上げていくことが何より重要です。
まとめ:実家暮らしで200万円の貯金は立派!今後は目的別管理を
社会人2年目で200万円の貯金があるのは素晴らしい成果です。焦る必要はまったくありません。
これからはそのお金を「目的別」に管理し、必要な支出に備えたり、将来に向けて資産運用を始めたりすることで、より堅実で安心なライフプランが描けるようになります。
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