春から社会人になる大学4年生の方にとって、卒業旅行や引っ越し費用などで貯金が減ってしまうことはごく自然なことです。「35〜40万円の貯金で社会人を始めて大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、同じような状況を経験した先輩たちは意外と多くいます。本記事では、社会人1年目のリアルな貯金事情と、そこから安心してスタートを切るためのヒントをお届けします。
社会人1年目の平均貯金額は?
厚生労働省や各種調査によると、社会人1年目の貯金額は「ゼロ〜50万円未満」が全体の約6割を占めています。新生活の出費がかさむため、多くの人が30万円程度の所持金から社会人生活をスタートしています。
つまり、35〜40万円の貯金があれば「平均よりやや多い」水準といえます。これから安定的に給料が入り始めることを考えると、過度な不安を抱く必要はありません。
初任給が入るまでの生活費を逆算しよう
初任給が支給されるのは通常「4月末〜5月上旬」です。社会人になってすぐは出費が多くなるため、4〜6週間分の生活費を事前に確保しておくと安心です。
例えば家賃5万円、食費3万円、光熱費1万円、通信費1万円、交通費1万円と仮定すると、1ヶ月で約11万円が必要になります。貯金が35万円あれば約3ヶ月分に相当し、余裕を持ったスタートが切れます。
貯金以外にも備えるべき3つのポイント
- クレジットカードやキャッシュレス決済の準備
- 健康保険や住民税など公的費用のスケジュール確認
- いざという時の連絡先(親族や相談窓口)の確保
これらを早めに整えておくことで、万が一の支払いにも落ち着いて対処できます。
先輩たちの体験談:スタート資金は本当に必要?
「引っ越し直後は所持金5万円しかなくて焦ったけど、初任給までの1ヶ月はなんとか乗り越えた」(20代前半・男性)
「奨学金の入金があったので助かった。初月は家賃をギリギリ払えたけど、備えは大事だと痛感した」(20代女性)
「最初に使いすぎて金欠に。3万円だけ実家から借りた」(30代男性)
まとめ:35〜40万円の貯金があれば問題なし
社会人1年目の平均的な貯金額から見ても、35〜40万円の貯金は健全なスタートラインです。無理に節約しすぎず、必要な備えだけは整えておきましょう。入社後は徐々に生活も安定し、貯金も積み上げていけます。心配しすぎず、新たなステージを前向きに迎えてください。
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