マイカーローンの仮審査を通過すると一安心と思われがちですが、本審査で落ちるケースも少なくありません。特に銀行系ローンは審査基準が厳しく、収入や信用情報以外にもチェックされる項目が多数あります。今回は仮審査後に本審査で落ちる可能性がある理由や、通過のためのポイントを解説します。
仮審査と本審査の違いとは?
仮審査は申込者の自己申告情報に基づいて行われる簡易的な審査です。一方、本審査では、提出された書類や信用情報機関への照会を含めた精査が行われ、より厳密な判断が下されます。
たとえば、源泉徴収票や給与明細、在籍確認などを通じて収入の正確性や雇用の安定性が確認されます。仮審査通過=本審査通過ではない点に注意が必要です。
本審査で落ちる可能性がある主な理由
以下のような要因があると、仮審査通過後でも本審査で否決されることがあります。
- 申告内容と実際の書類に差異がある
- 在籍確認が取れない
- 信用情報に異動(延滞や債務整理など)の記録がある
- 短期間で他のローン申込が複数ある
- 多額の他社借入が確認された(見落としや未申告)
信用情報の確認は仮審査時点では軽く見られているケースもあるため、本審査で初めてネガティブな要素が発覚することもあります。
年収や年齢から見た通過可能性
22歳で年収350万円〜400万円程度という条件は、銀行系マイカーローンとしては十分な水準です。
例えば、一般的にローン額が年収の1.2〜1.5倍以内であれば、安全圏とされており、450万円の借入は妥当と言えます。また、借入年数8年であれば月々の返済負担も比較的軽くなります。
本審査前にチェックしたいポイント
審査通過率を高めるためには、以下の準備をしっかり行うことが重要です。
- 収入証明書類の整合性:提出前に記載内容と申告情報を照合
- 在籍確認対応:勤務先に連絡が来る可能性があるため、予め周知しておく
- 信用情報の自己開示:CICやJICCで情報を確認しておくと安心
- 資金使途の明確化:マイカーローンは「車両購入目的」が前提なので、資金使途のブレに注意
本審査で否決された場合の対応策
もし本審査で落ちてしまった場合も焦らず、次の対策を講じましょう。
- 審査理由を銀行に問い合わせて確認
- 別の金融機関に再申込(通過基準は異なる)
- ディーラーローンなど他の選択肢を検討
- 借入額や年数の見直し
同じ内容で複数回申込を繰り返すと信用情報に「申込情報」が蓄積され、逆効果になることもあります。
まとめ:仮審査通過後も気を抜かず慎重に対応しよう
銀行系マイカーローンの本審査では、仮審査を通過していても落ちる可能性があります。年収や年齢などの条件が良好でも、情報の不一致や信用情報の問題があると否決されることも。
書類の正確性や在籍確認への備え、信用情報の事前確認などを行い、確実に通過できるよう準備しておきましょう。
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