21歳・社会人で医療保険に入るべき?後悔しないための判断基準と選び方

生命保険

若くて健康なうちは、医療保険に入るべきかどうか迷う人も多いでしょう。特に21歳・社会人・持病なしの方にとっては、「保険より貯金や投資を優先したほうがいい」という意見もあれば、「いざというときの備えが必要」という考え方もあり、判断に迷うのは当然です。本記事では、その迷いに対して考えるべきポイントと実例を交えて解説します。

公的医療保険がある中での民間医療保険の役割

日本では、国民全員が健康保険に加入しているため、病院にかかった際の自己負担は原則3割で済みます。また、高額療養費制度を使えば、たとえば入院して数十万円の医療費がかかったとしても、実際の自己負担額は8万円前後に収まるケースが多いです。

つまり、ある程度の貯蓄があればカバーできる範囲も多く、保険が絶対に必要というわけではありません。

医療保険が必要になるケースとは?

それでも医療保険が有効となる場面はあります。たとえば。

  • 入院時の差額ベッド代(1日5,000円〜1万円)
  • 入院中の雑費や家族の交通費
  • 休業による収入の減少

特に独り暮らしで収入の柱が自分だけという場合、短期間でも働けなくなると生活が苦しくなる可能性があります。

医療保険のコストと貯蓄のバランス

仮に年間3万円(月額約2,500円)で医療保険に加入したとします。10年間で約30万円の保険料になります。

これを積み立て貯金として毎月2,500円貯めた場合、10年間で同額を自分で備えることも可能です。「保険は安心を買うもの」と割り切るか、「そのお金を運用する」という考え方もできます。

実例:医療保険に入って良かった・入らなかったけど後悔しなかった

Aさん(20代・社会人1年目)
会社の団体保険で月1,000円の医療保険に加入。実際に虫垂炎で入院した際、5日間で約10万円の給付金があり、入院費+雑費を全てカバーできた。

Bさん(30代・未加入)
20代は貯蓄に集中して医療保険には未加入だったが、入院や大きなケガもなかったため、結果的に数十万円を自分で運用できた。

医療保険を検討する際のチェックポイント

  • 保険料は収入の2〜3%以内が理想
  • 入院日額5,000円で十分なケースが多い
  • 掛け捨て型でシンプルな内容を選ぶと保険料は安い
  • 会社の団体保険があるならコスパが良いことも

保険会社にすすめられるまま契約せず、自分に本当に必要かを精査しましょう。

まとめ:21歳の医療保険は「安心」と「コスパ」でバランス判断を

医療保険が必要かどうかは、あなたの生活スタイルや価値観によって異なります。「将来の不安に備えたい」「いざというときに備えがないと困る」と感じるなら、月2,000〜3,000円のシンプルな保険で安心を得るのも一つの選択肢です。

逆に、「若いうちは貯蓄や投資を優先したい」と考えるなら、健康なうちは加入を見送り、貯金を重ねる選択も合理的です。

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