手取り18万円という限られた収入の中でも、計画的にお金を管理すれば、しっかりと貯金をしていくことが可能です。本記事では、生活に必要な支出を見直しながら、毎月いくら貯金に回せばよいかを具体的に解説します。
理想的な貯金の目安は手取りの20%〜30%
家計管理の基本として、貯金の目標は「手取りの20%〜30%」が理想とされています。手取り18万円であれば、毎月36,000円〜54,000円を目安に貯金できれば、年で43万円〜65万円程度の貯蓄が見込めます。
とはいえ、家賃や光熱費など固定費が重いと感じる場合は、最初は手取りの10%(18,000円)からでもOKです。大切なのは継続することです。
家賃6万円・光熱費1万円の生活費シミュレーション
手取り18万円の方が、家賃6万円・光熱費1万円で生活する場合、以下のような予算配分が一つの目安になります。
項目 | 目安金額 |
---|---|
家賃 | 60,000円 |
光熱費 | 10,000円 |
食費 | 30,000円 |
通信費 | 8,000円 |
交通費 | 5,000円 |
日用品・雑費 | 7,000円 |
娯楽・交際費 | 10,000円 |
貯金 | 48,000円 |
もちろん個人差がありますが、支出を抑えられれば、手取り18万円でも48,000円程度の貯金が可能です。
支出の見直しで貯金額を増やすコツ
貯金を増やすには、固定費の見直しがもっとも効果的です。たとえばスマホは格安SIMに変更、光熱費はプランを見直すなどで月5,000円以上節約できるケースもあります。
また、家賃が手取りの3分の1以上(今回の例では33%)を占めているため、もし引っ越しが可能なら5万円以下の部屋に住むことで大きく改善されます。
先取り貯金を習慣化しよう
「余ったら貯金しよう」ではなかなか貯まりません。毎月の給料日に、自動で貯金口座に移す「先取り貯金」を導入しましょう。積立定期預金や、つみたてNISAなどを活用すれば、無理なく貯蓄を増やせます。
たとえば、毎月30,000円を先取りして積立すると、年間で36万円、5年で180万円の貯蓄が可能になります。
実際のケーススタディ:20代一人暮らしの例
都内在住・一人暮らし・手取り18万円の20代女性の例では、以下のようにやりくりしています。
・家賃:58,000円
・食費:25,000円(自炊中心)
・通信費:4,000円(格安SIM)
・交際費:10,000円
・貯金:30,000円(給与天引き)
支出管理アプリを使って予算内で収めるよう努力しており、急な出費にも対応できるよう生活防衛費も準備中とのことです。
まとめ:今の収入でも貯金はできる
手取り18万円であっても、家計管理次第で毎月3万〜5万円の貯金は可能です。まずは家計を「見える化」し、固定費を見直すことがスタートライン。そこから先取り貯金の習慣をつけて、無理なく継続できる貯金体質を目指しましょう。
貯金は金額よりも「続けること」が最大のポイントです。
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