新卒で月給が高め、残業ほぼなし、福利厚生も充実──そんな条件なら、どのくらい貯金ができるのか気になる方も多いでしょう。特に「貯金○○万達成!」という目標を持つ人にとって、5年間での貯蓄可能額はライフプランに大きな影響を与える重要な要素です。
収入と支出の想定条件を整理
今回のシミュレーション条件は以下の通りです。
- 基本給:31万円/月
- 週39時間勤務、残業ほぼなし
- 年間ボーナス:4.5ヶ月(=139.5万円)
- 住宅手当:2.5万円
- 交通費:全額支給
- 家賃:8万円(実質負担5.5万円)
- 生活費(食費・日用品・娯楽):6万円
- 趣味・勉強・家電等:3万円
想定される控除後の手取りは約24.8万円とします(社会保険・税金控除を概算)
毎月の貯蓄可能額を試算
手取り月収:24.8万円
支出合計:5.5万(家賃実質)+6万+3万=14.5万円
月々の貯金額=24.8万-14.5万=10.3万円
年間での貯金:10.3万円×12ヶ月=123.6万円
ボーナスも貯金に加えると?
年間ボーナス139.5万円を全額貯金に回せた場合。
年間貯金:123.6万+139.5万=263.1万円
5年間では…263.1万円×5年=1,315.5万円
ただし、ボーナスから一部使用するケースも考慮し、年間で30万円使うと仮定すると。
(139.5万-30万)+123.6万=233.1万円 → 5年で 1,165.5万円
実例:年間30万円を趣味・旅行・家電に使う想定
ボーナスの約2割を旅行や趣味、家電購入に充てると仮定し、残りを貯金に回す場合。
- 年間支出:30万円(ボーナスから)
- 年間貯金:約233.1万円
- 5年間での貯金総額:約1,165万円
このようにしても、1,000万円超えの貯金が可能です。
支出の見直しでさらなる貯蓄増も
さらに節約を意識した場合、次のような改善が期待できます。
- 食費・日用品・娯楽費を6万→5万に抑える
- 趣味・勉強代を3万→2万に抑える
この2万円削減で年間24万円、5年間で120万円の追加貯金が可能になります。
まとめ:計画的支出とボーナス管理で5年1,000万円は現実的
シンプルにまとめると、支出をコントロールし、ボーナスをしっかり貯蓄に回すことで、新卒5年間で1,000万円以上の貯金は現実的です。生活の質を落とさず、長期的視点でマネープランを描くことが大切です。
もしこれから就職や転職を考えている場合、このようなモデルケースを一つの指標として、自分に合った働き方や生活設計を考える材料にしてみてください。
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