ウーバーキャッシュが勝手に減った？車内決済との二重支払い問題と対処法

ウーバー（Uber）を使ってタクシーに乗った際、車内で現金を支払ったにもかかわらず、アプリ上でウーバーキャッシュも同時に減っていた──そんなケースに遭遇した方は少なくありません。このような「二重払い」のように見える現象には理由があります。この記事ではその原因と対応方法について詳しく解説します。

ウーバーキャッシュとは？支払いの優先順位を確認

ウーバーキャッシュは、あらかじめアカウントにチャージされたバーチャル残高で、ウーバーの支払いに自動的に使われます。

ウーバーでは、支払い手段にウーバーキャッシュが登録されていると「自動的に優先的に使用」される仕様があります。そのため、ユーザーが現金で支払おうとしても、事前にアプリで処理された場合、ウーバーキャッシュが先に引かれてしまう可能性があります。

ウーバーの一部のタクシー提携サービスでは、「現地決済（現金・クレカ）」と「アプリ決済（ウーバーキャッシュ含む）」が併存しています。ここでドライバーが車内で決済を促すと、アプリ上の決済が処理される前であれば問題ありません。

しかし、アプリ上で既にウーバーキャッシュが自動引き落としされていた場合、ドライバーが誤って車内でも支払いを求めると「二重支払い」のような状況になります。

実際にSNSやQ&Aサイトでは「ウーバーキャッシュが引かれたのに現金も払った」との報告が多数あります。以下はその一例です。

ウーバーのサポートでは、こうしたケースに対してチャットやメールでの問い合わせによって返金や調査を行ってくれます。

ウーバーキャッシュやアプリ決済と、車内決済が混在することで混乱が生じるため、以下の対策が有効です。

もしすでにウーバーキャッシュと現金の両方を支払ってしまった場合は、以下の手順で問い合わせが可能です。

返金対応には1～3営業日程度かかることがありますが、しっかり対応されるケースがほとんどです。

ウーバーキャッシュと現金の二重支払いは、「支払い方法の自動設定」と「ドライバーとの認識違い」によって起きがちです。事前にアプリでの支払い設定を確認し、ドライバーに明確に伝えることで、防ぐことができます。

万一二重払いが発生したとしても、ウーバーの公式サポートを通じて返金申請が可能ですので、慌てずに対応しましょう。