「うっかり支払いが遅れた」「一回だけの延滞なら大丈夫?」と心配になる方は多いはず。特に消費者金融(いわゆるサラ金)での返済を忘れた場合、その影響は軽くないと感じる方も少なくありません。本記事では、初回の延滞でも信用情報にどのような影響があるのか、そして実際にブラックリストに載るのかを詳しく解説します。
信用情報機関とは?延滞が記録される仕組み
日本にはCIC、JICC、KSCといった信用情報機関があり、ローンやクレジットカードの利用履歴・返済状況が記録されています。消費者金融の情報は主にCICとJICCに登録されます。
各機関は「契約情報」や「返済状況」、そして「延滞情報」などを共有しており、金融機関はこの情報を元に審査を行います。
初回の延滞で「ブラック」になるのか?
結論から言うと、1ヶ月程度の延滞で即ブラックリスト入りになることはありません。信用情報機関において「ブラック」と見なされるのは「61日以上または3ヶ月以上の延滞」が続いた場合で、これが「異動情報」として登録されることになります。
一方で、短期延滞(1〜2ヶ月程度)でも「延滞履歴」として記録されることがあり、これは数年間残ります。信用情報を参照する他の金融機関がこの履歴を見れば、マイナス評価の対象になる可能性は十分にあります。
月額15,000円の支払いが遅れた場合の具体的な影響
たとえば、アコムやプロミスなどで月々15,000円の支払いを1ヶ月遅れた場合、まずは業者からSMSや電話、書面による督促が行われます。この時点ではまだ信用情報への重大な傷ではありません。
しかし、延滞が1ヶ月を過ぎると、業者によっては信用情報機関へ「遅延報告」を行うことがあります。これが続くと、将来のクレジットカード審査やローン審査に影響を及ぼす可能性が高くなります。
延滞履歴が与える将来的な影響とは?
延滞履歴が1度だけであっても、記録が残っている間(通常は5年程度)は以下のようなリスクがあります。
- クレジットカードの新規発行審査に落ちる
- 住宅ローン・カーローンの審査が通らない
- 携帯端末の分割払いが拒否される可能性
つまり、たった1回の遅れでも「返済管理が甘い人」と見られてしまうのです。
延滞しそうになった場合のベストな対応策
返済が遅れそうな時には、支払日より前に業者へ連絡を入れることが最も重要です。多くの消費者金融では、「支払意思がある」ことが明確であれば、柔軟に対応してくれるケースがあります。
また、数日遅れる場合でも、自己都合の支払延期は可能かどうかを問い合わせてみると良いでしょう。
まとめ:初めてでも油断禁物、信用は積み重ねが命
初めての延滞で即ブラック入りはしませんが、信用情報に傷がつく可能性は十分あります。たとえ少額・短期間でも記録が残れば、今後の金融活動に影を落としかねません。うっかりの延滞でも、誠実な対応と速やかな支払いを心がけることが、信用を守る第一歩です。
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