PASMOに登録された個人情報は削除できる?履歴や印字消去後のデータの扱いを解説

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PASMOを定期券として使用していた際に個人情報を登録した方の中には、有効期限が切れた後のカードに個人情報が残っていないか心配になる方も多いかと思います。特に印字を消したとしても、データとして情報が残るのかという点は気になりますよね。今回はPASMOに登録された情報がどのように管理されているか、印字削除の影響や履歴の残り方について詳しく解説します。

PASMOの個人情報はどこに登録されているのか

PASMOには「記名PASMO」と「無記名PASMO」の2種類があり、記名PASMOは個人情報と紐づけて管理されています。記名PASMOを発行する際には、名前、生年月日、性別、電話番号などの情報を登録する必要があります。

これらの情報はPASMOのICチップそのものには保存されず、鉄道事業者などが管理するセンターサーバーにて保存されており、カード内には主に残高や利用履歴が保持される仕組みです。

定期券情報の印字を消してもデータは残る?

PASMOカードの表面に印字されていた定期券情報(区間や期間など)を物理的に削除した場合でも、印字は見えなくなるだけでデータとしてはカード内部に一時的に残っている可能性があります。

ただし、有効期限が切れると定期券情報は無効扱いとなり、一定期間経過後にシステム上も消去されるため、長期的に残るわけではありません。具体的な保存期間は鉄道事業者によって異なる場合がありますが、1~2年程度が一般的です。

履歴や個人情報はどのタイミングで消去される?

利用履歴(乗車・チャージ履歴)は、カード内に最大20件程度保存される設計で、それを超えると古い情報から順次上書きされていきます。つまり、時間の経過とともに自動的に消去されます。

一方、記名PASMOに登録された氏名や電話番号などの個人情報は、記名登録を解除する(=無記名化する)ことで削除依頼が可能です。これには、駅の窓口やPASMO取り扱いカウンターでの手続きが必要です。

個人情報の登録解除方法と注意点

記名PASMOの登録を解除して無記名PASMOに変更するには、本人確認書類とPASMOを持参し、駅窓口で申し出ることが必要です。登録を解除すると、再発行や払い戻し時の本人確認ができなくなるため、その点には注意が必要です。

また、払い戻し時に本人情報がないと一定の制限がかかるケースもあるため、今後も使用予定がある場合は登録情報を残しておいた方が便利な場合もあります

破棄時に気をつけたいこと

カードを破棄する場合、できる限り駅で払い戻しをしてから処分することが推奨されます。払い戻しをしない場合でも、記名解除手続き後に物理的にカットして処分すれば、情報流出のリスクはかなり低くなります。

印字を削除しても、カード内部のチップ情報は保持されているため、外見だけでは情報が完全に消えたとは言えないことに注意しましょう。

まとめ:PASMOの個人情報を守るためにできること

PASMOに登録された個人情報は、適切な手続きを行えば削除可能です。定期券の印字を消しても、完全に情報が消えたわけではないため、駅での記名解除や払い戻しといった正式な手続きを行うことが安心につながります

個人情報の取り扱いに不安を感じる場合は、駅員やPASMO取り扱い窓口に相談し、最適な対応を取ることをおすすめします。

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