ローン残債ありの車を売却するには？名義変更・銀行借入・査定で損を防ぐ流れ

車に約160万円のローン残債があり、名義がクレジット会社のままでは売却できない状況の方へ。本記事では、ローンを完済して所有権を自分名義に変更したうえで売却する一般的な流れと、銀行借入や他の選択肢について、実例と分かりやすく解説します。

ローン残債がある車は売却できる？名義の違いを確認

ローン契約によっては、車検証上の所有者が信販会社（ディーラー等）になっているケースがあります。この場合、完済前の売却が契約で禁止されているか確認が必要です。所有権が自分名義であれば、売却は可能です。([参照])

所有権がローン会社名義の場合は、まずローンの完済と所有権解除（名義変更）が必要となります。([参照])

銀行からの個人ローンで車のローン残高（例：160万円）を一括借り換えし、その資金で元の車ローンを完済するのは一般的な手段です。完済後、所有権が解除されて初めて名義変更が可能になります。([参照])

銀行に「車を売却するため」と伝えて借入申込することもあり得ますが、審査は本人の返済能力や信用情報が重視されます。

① 買取業者やディーラーの下取りを利用することで、業者が残債を清算してくれる場合があります。ただし、査定額は相場より低くなる傾向があります。([参照])

② 売却希望者に直接残債額を伝え、そのままローンを買い取ってもらう形式も可能ですが、信頼できる買主がいる必要があります。([参照])

・ローン残債の算出（正確な完済額を金融機関に問い合わせ）

・車の市場価値を調査し、プラスかマイナスか（正味資産）を判断。

・銀行で借りた資金で一括返済→名義変更（自分名義）→一般査定または買取業者へ売却。

銀行借入を使った完済＋名義変更→売却は、時間と手間はかかりますが、自分の希望価格に近い金額で売却できる可能性があります。

一方、下取りや業者への直接売却は簡便ですが査定額が低めとなる傾向があります。

ローン残債のある車を売るには、銀行借入で完済→名義変更→売却が一つの確実な手順ですが、査定金額や借入条件を見比べたうえで選択することが重要です。

ディーラー下取りや買取業者、個人売却など他の選択肢も検討し、費用・時間・手間のバランスを見て最適な方法を選びましょう。