はじめての保険ガイド｜メジャーな保険の種類とその違いをわかりやすく解説

保険にはさまざまな種類があり、初めて選ぶ方にとっては「どれが必要なのか」「何がどう違うのか」が分かりづらいものです。そこで本記事では、多くの方に関係するメジャーな保険を中心に、それぞれの特徴や違いについてわかりやすくまとめてみました。

生命保険：万が一に備える基本の保険

生命保険は、被保険者が亡くなった際に家族に保険金が支払われるものです。特に家庭を支える立場の方にとっては、遺された家族の生活保障として重要な保険です。

例：30代の夫が加入している定期型生命保険で、保険金1,000万円を設定。万が一の際に、家族にまとまった資金が渡されます。

医療保険は、入院や手術をした場合に給付金を受け取れる保険です。高額医療費制度で一定額は保障されますが、差額ベッド代や通院費などの負担に備える目的で加入する方が多いです。

ポイント：日額5,000円〜10,000円程度の保障を選ぶ人が多く、入院1日につき5,000円などが支給されます。

がん保険は、がんと診断された時点で診断給付金が受け取れるなど、がん治療に特化した保障を提供します。再発リスクや長期治療に対応しているプランも多いです。

例：がん診断一時金100万円、通院1日あたり5,000円、再発時の追加給付など。

将来の年金不足に備えて、60歳や65歳以降に年金として給付される保険です。積立型であり、契約年数や払い込み額に応じて受取額が増える仕組みです。

注意点：途中解約すると元本割れのリスクもあるため、長期的な視点での活用が前提です。

持ち家や賃貸住宅の火災、自然災害による損害をカバーするのが火災保険・地震保険です。火災保険だけでは地震は対象外となるため、別途加入が必要です。

例：火災保険で建物と家財に対して1,000万円の補償を設定。落雷や風水害も対象に含まれる場合があります。

車を運転する人にとって必須の保険です。対人・対物の賠償はもちろん、自分自身のケガや愛車の修理費用も補償されるプランが一般的です。

例：対人・対物無制限＋車両保険＋人身傷害補償を組み合わせた総合プラン。

保険は「何かあったときの備え」ですが、すべてに加入すればよいというわけではありません。現在のライフステージ、収入、家族構成などに応じて優先順位を決め、必要な保険を選ぶことが大切です。

まずは今回ご紹介したメジャーな保険を中心に、自分に必要な補償を見極めていきましょう。わからない点があれば、ファイナンシャルプランナーや保険相談窓口での相談もおすすめです。