失業保険(基本手当)の初回支給日数が、ネット上でよく見る20日ではなく「18日分」だったという声を見かけます。この記事では、支給日数の計算方法、18日になる理由、そして支給スケジュールに影響を与える要素について詳しく解説します。
失業保険の支給日数はどうやって決まるのか?
失業保険の支給日数は、主に「失業認定日」から「次回の認定日前日」までの期間の日数で決まります。原則的には28日間を1期間とすることが多いですが、初回の支給については「待期満了日の翌日から認定日前日までの実日数」が支給対象になるため、20日より少ない場合があります。
特に初回は、待期期間(7日間)終了後の実際の給付開始日から数えて、失業状態が確認できた日数に基づいて支払われるため、20日に満たないことがよくあるのです。
「20日分支給」とされる誤解の背景
「初回は20日分支給される」と記載されたブログや情報サイトも多く見られますが、これはあくまで一例であり、実際の支給日数は人によって異なります。
たとえば、ハローワークでの手続きが週の途中にあたった場合、支給対象日数は減る可能性があります。また、祝日や土日の影響で認定日がズレると、支給対象日数が短くなることも。
18日分の支給になった具体的な例
例えば、7月1日に離職し、7月2日から手続きを開始した場合、7日間の待期期間は7月8日に終了します。そこから次の失業認定日前日までが18日間だったとすると、その18日が支給対象です。
こうしたズレは月のカレンダーや各人の申請タイミングによっても異なるため、「20日ぴったり」になるとは限りません。
支給日数が短くても心配はいらない
初回の支給が18日分だったとしても、次回以降は基本的に28日間ごとに支給されるのが一般的です。つまり、トータルの給付日数には影響しません。
支給総額や受給期間に変更があるわけではなく、あくまで1回ごとの支給タイミングの問題です。
不安な場合はハローワークで確認を
支給日数や金額に疑問がある場合は、早めにハローワークに相談しましょう。支給明細書には支給対象日数や支給期間の情報も記載されています。
「受給資格者証」と「失業認定申告書」も併せて確認することで、正確な日数や支給根拠が把握できます。
まとめ
失業保険の初回支給が18日分になるのは珍しいことではありません。支給日数は申請日や認定日のタイミング、暦の関係によって変動するため、「20日でなければおかしい」と心配する必要はありません。詳細が気になる場合はハローワークへ確認するのが最も確実な方法です。
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