自分の家の年収を知りたいと思っても、なかなか親に直接聞くのは難しいものです。しかし、家計の支出や生活水準からある程度の目安を読み解くことは可能です。この記事では、教育費や生活スタイル、持ち家の有無などから「年収の予想」を立てる方法を紹介します。
生活スタイルから見える家計のヒント
たとえば、「私立の小学校・高校に通っていた」「仕送りが月8万円」「海外旅行もよく行っていた」という条件は、かなりゆとりのある家計であることが伺えます。
私立小学校の年間費用は100万〜150万円、高校でも50万〜100万円かかるのが一般的です。さらに仕送りや旅行、車の保有などを加味すると、世帯年収は少なくとも900万〜1200万円程度と予測されます。
教育費から見る年収の可能性
文部科学省の調査によると、子ども一人を私立小学校に通わせる家庭の平均年収はおよそ1100万円以上とされています。私立高校も加わると、教育費への負担がさらに増しますが、それをこなしている家庭はかなりの収入があると推測できます。
大学の仕送りが8万円というのも、全国平均(約7万円)よりやや高めであり、生活に余裕がある可能性が高いです。
持ち家と車2台の維持費も収入の裏付けに
郊外の持ち家であっても、ローンの有無にかかわらず固定資産税や修繕費がかかります。さらに車を2台保有し維持するには年間50万円〜100万円程度の出費が見込まれます。
これらの支出を滞りなくこなしている場合、年収は単独で1000万円前後あると考えるのが自然です。特に父親が一馬力で家計を支えているなら、高収入の職種に就いている可能性が高いでしょう。
参考:家計と年収の目安早見表
ライフスタイル | 推定年収 |
---|---|
公立中心・自家用車1台・国内旅行 | 400万〜600万円 |
私立学校・車2台・仕送りあり | 800万〜1100万円 |
私立+留学・海外旅行頻繁 | 1200万以上 |
このような目安からも、1000万円前後という予測が妥当であることがわかります。
年収の申告における家庭の考え方も影響
携帯の申し込みなどで記入された「母親600万、父親1000万」という数字は、実際の収入ではなく見込みや概算であることが多く、金融機関や契約時に都合のよい数字を書いているケースもあります。
また、専業主婦である母親の「年収600万円」という記載は、世帯年収との混同や、世帯収入全体を分担的に申告した可能性もあります。
まとめ:暮らしから読み解く家計のリアル
家族の収入を知るには、直接聞くことが一番ですが、難しい場合は生活スタイルや支出状況から推定することも可能です。今回の例では、教育費、仕送り、旅行、持ち家、車2台といった支出から、父親の年収は1000万円前後と考えるのが自然でしょう。
自分の家庭がどのくらいの経済状況かを把握することは、将来のライフプランを考えるうえでも役立ちます。
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