クレジットカードを複数枚保有していると、それぞれのカードの利用可能額がどのように管理されるのか疑問に思う方も多いでしょう。特にジャックスカードのように同じ会社発行のカードを複数枚所有している場合、片方のカードの利用可能額を超えてしまった場合に、もう一方で補填が可能なのか気になるところです。
ジャックスカードの利用可能枠の基本
ジャックスカードでは、カードごとに設定された「個別利用枠」と、契約者に対して一括で設定される「総利用枠(ショッピング枠)」の2つの枠が存在します。
たとえば、1枚目が利用可能額100万円、2枚目が60万円に設定されていても、契約者全体としての総利用枠が100万円であれば、両方合わせて最大100万円までしか利用できません。つまり、それぞれのカードが独立した限度額を持っているように見えても、実際には共通の枠で管理されている場合が多いのです。
補填は原則不可:カード間の自動連携はない
ジャックスカードの利用可能額を1枚で使い切ってしまった場合でも、もう1枚のカードの利用可能額を自動的に補填することはできません。なぜなら、カード番号が異なる別契約扱いのため、それぞれのカードに対して与信管理が個別に行われているためです。
ただし、同一人物が保有していて「利用総額」が統一されている契約の場合は、片方のカードで限度額を使い切ったとしても、もう片方で使用できることがあります。この点は、ジャックスの公式サイトやコールセンターに問い合わせることで、現在の契約内容を確認できます。
利用状況の確認と枠の増額申請
現在の利用可能額や残高は、ジャックスの会員サイト「インターコムクラブ」で確認可能です。こまめに確認しておくことで、利用超過を防げます。
また、利用頻度や信用実績に応じて、利用可能額の増額申請を行うこともできます。申請はオンラインや電話で対応しており、審査を通過すれば上限額が見直されることがあります。
複数枚持ちのメリットと注意点
ジャックスカードを複数枚保有することで、キャンペーンやポイント制度の違いを活かすことができます。しかし、支払い日がバラバラになりやすいため、うっかり滞納や引き落としエラーが起きるリスクもあります。
さらに、カードごとの利用履歴は別々に記録されるため、信用情報にも個別に反映される点に注意しましょう。
まとめ:カードは個別管理、補填はできない
ジャックスカードを2枚保有している場合、原則としてそれぞれのカードの利用可能額は個別に管理されており、一方の利用超過分をもう一方で自動的に補填することはできません。自分の契約が「総利用枠」で管理されているかどうかは、インターコムクラブやサポート窓口で確認することが大切です。
正確な契約内容と枠の運用を理解することで、より安心・安全なカード利用ができるようになります。
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