自動車保険の更新時期は、つい見落としてしまうことがあります。特に、前契約の自動更新と新規契約が重なってしまった場合は、保険料の二重払いというトラブルも。この記事では、アクサダイレクトで自動更新された後に、別の保険会社(例:チューリッヒ)に申し込んでしまったケースを想定し、返金対応や手続きの流れについて詳しく解説します。
自動更新された自動車保険の仕組み
アクサダイレクトを含む多くの自動車保険では、契約満了日が近づくと自動で更新される設定になっています。更新案内が郵送・メールで届くものの、明示的に「不要」と伝えない限り自動で継続され、保険料が引き落とされる仕組みです。
自動更新の設定を解除しないまま新しい保険に加入すると、契約が重複し、二重に保険料を支払ってしまうことになります。
始期日前ならキャンセル・返金は可能?
アクサダイレクトでは、保険始期日前であればキャンセルが可能です。この場合、すでに引き落とされた保険料も全額返金の対象になります。
キャンセル手続きは、アクサダイレクトのカスタマーセンターに連絡することで可能です。電話連絡が基本ですが、Webマイページから手続きできる場合もあります。
返金の条件と注意点
- 始期日より前にキャンセル申請が必要
- 契約者本人または代理人による申請
- 支払済みの保険料は契約無効として返金(通常は全額)
なお、始期日当日や始期日を過ぎてからの解約は、「中途解約」となり、日割計算で返金される場合もありますが、全額返金にはなりません。
重複契約の影響と対応策
2社で保険契約が重複していた場合でも、実際に事故を起こさない限り、どちらかの契約を始期日前にキャンセルすれば特に問題はありません。事故発生後の重複請求は原則不可となるため、できるだけ早めの対応が重要です。
すでにチューリッヒで一括支払いをしているなら、アクサダイレクト側をキャンセルして、返金を受けるほうが自然な流れとなります。
実例:返金対応の流れ
例えば、6月20日が始期日のアクサダイレクト契約で、6月10日にチューリッヒで契約・支払い済み。6月12日にアクサダイレクトの引き落としに気づいた場合、6月20日以前であればアクサに連絡し「自動更新キャンセル+返金依頼」が可能です。
返金方法は、クレジットカードで支払い済みなら、同カードへ返金処理されるのが一般的です。
まとめ:始期日前なら冷静に対応すれば問題なし
自動車保険の自動更新トラブルは、意外と多くの人が経験していますが、始期日前であれば契約キャンセルも返金もスムーズに対応してもらえるのが一般的です。
慌てず、早めにカスタマーセンターに連絡し、状況を正確に伝えることが大切です。そして、今後は更新時期が近づいたら事前に見直しや通知設定をしておくと安心です。
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