インターネットバンキングでのセキュリティ強化に欠かせない「トークン」。PayPay銀行では物理的なトークンを使用してログインや送金時の本人確認を行いますが、表示部分が見づらくなってしまった場合や傷ついてしまった場合、スムーズに交換できるか不安に感じる方もいるかもしれません。この記事では、PayPay銀行のトークンが故障・破損・視認困難になった際の対応手順をわかりやすく解説します。
PayPay銀行のトークンとは?
トークンとは、6桁のワンタイムパスワード(OTP)を一定時間ごとに生成する機器です。PayPay銀行では、新規口座開設時にトークンが無料で配布され、インターネットバンキングにおける重要な認証手段として利用されています。
ディスプレイ部分が劣化したり、傷がついて数字が読めないといったケースでは、ログインや取引がスムーズにできなくなります。そのため、早めの交換申請が推奨されます。
トークンの交換は可能?
結論として、PayPay銀行のトークンは原則として交換可能です。故障や表示不良、電池切れなどのトラブルが発生した場合には、新しいトークンの再発行手続きが可能です。ただし、トークンの再発行には手数料(1,100円税込)がかかるため注意が必要です。
なお、トークンは1回線に1つしか登録できず、旧トークンが無効になるとログインや振込ができなくなる場合もあるため、手続きは計画的に進めましょう。
PayPay銀行のトークン交換手続きの流れ
以下の手順で、手元のトークンが見えにくい・傷ついている場合の交換申請が可能です。
- 1. PayPay銀行の公式サイトにアクセス
- 2. ログイン後、「各種手続き」>「トークンの再発行」へ進む
- 3. 再発行理由に「破損・表示不良」などを選択
- 4. 登録住所へ新しいトークンが送付される(通常1週間以内)
- 5. 新しいトークンが届いたら、案内に従って有効化と旧トークンの無効化を行う
交換中も取引を継続したい場合は、スマホアプリによるワンタイムパスワード機能の利用も検討しましょう。
スマホアプリを代替トークンとして使う方法
PayPay銀行では、スマートフォンアプリを使ってワンタイムパスワードを生成する「アプリトークン」にも対応しています。トークンの表示が読めない場合、一時的にアプリに切り替えることが可能です。
設定手順は以下の通りです。
- 1. PayPay銀行アプリをインストール
- 2. ログイン後「セキュリティ設定」>「ワンタイムパスワード設定」へ
- 3. アプリトークンを有効化し、旧トークンとの入れ替えを実施
ただし、アプリトークンに切り替えると物理トークンは利用できなくなる点に注意してください。
トークンを紛失した場合は手続きが異なる
今回のように「トークンが手元にある」状態であれば再発行は比較的スムーズですが、もしトークン自体を紛失している場合は、セキュリティの観点から別途本人確認書類の提出などが必要になります。
紛失時はすぐにPayPay銀行のサポートセンターに連絡し、トークンの停止と再発行を依頼しましょう。
まとめ:表示不良のトークンは早めに再発行を
PayPay銀行の物理トークンが見づらくなったり傷ついてしまった場合でも、再発行の申請はオンラインで簡単に行えます。交換中の対処としては、スマホアプリの利用やサポートへの問い合わせも視野に入れましょう。
セキュリティと利便性のためにも、見えにくいトークンを我慢して使い続けるのではなく、早めに手続きを進めることが重要です。
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