インターネット上で気軽に受けられるIQテストサービスの一つ「myIQ」は、186円という表示でテスト結果が見られると案内しています。しかし、実際には解約しないと7日ごとに14.99ドル(約2,500円)が自動課金されるというトラブルが多数報告されています。本記事では、myIQの課金システムの仕組みと、解約方法、トラブル回避のための対策について詳しく解説します。
myIQとは?一見すると手軽なIQテストサイト
myIQはオンラインでIQテストを受けられる海外のウェブサービスです。テスト後に「結果を確認するには186円(または1.99ドル)」といった表示がされることが多く、これだけの金額なら……と安易に決済してしまう人も少なくありません。
しかし、実際にはこの186円は初回の“お試し”料金であり、そのまま何も手続きしなければ7日ごとに14.99ドルが自動で課金されるサブスクリプション契約が発動してしまいます。
自動課金の仕組みと利用規約の落とし穴
myIQの課金モデルはサブスクリプション制です。186円の支払いと同時に、利用者は自動的に有料会員登録される仕組みとなっており、この詳細は小さな文字の利用規約ページや英語のメール内にのみ記載されています。
つまり、明示的なチェックボックスなどでの同意確認がなくても、利用規約に同意したと見なされて継続課金がスタートしてしまうのです。
解約方法:英語での操作が必要な場合も
myIQの解約方法はサイト上では明示されておらず、ユーザーは主に以下の手順で対応する必要があります。
- myIQから届いた登録完了メール内のリンク(たいてい「cancel subscription」など)を探す
- そこから自分のアカウントページにアクセスし、「キャンセル」や「unsubscribe」などのリンクを探して解約する
- 英語での解約申請が難しい場合は、問い合わせフォームまたは support@myiqofficial.com に英語で解約希望の旨を送る
上記が難しい場合や応答がない場合は、カード会社に連絡して支払いの停止やチャージバック申請を行うのも一つの手段です。
クレジットカード会社に相談する手順
myIQのような不明瞭な課金については、クレジットカード会社に問い合わせることで対応できることがあります。以下のように相談するとスムーズです。
- 「myIQという海外サイトで186円の支払い後、意図しない定期課金が発生している」
- 「解約ができず、継続的に14.99ドルが引き落とされている」
- 「利用規約に明確な説明がなく、トラブルが多発している」
カード会社によっては、継続請求を止める「オートチャージブロック」や、過去分の「チャージバック(返金)」に対応してくれる場合もあります。
今後の注意点:安価なネットサービスの“罠”を見抜く
myIQに限らず、格安や無料と称するネットサービスには、サブスクリプション契約を巧妙に隠しているケースがあります。こうしたサイトを利用する際は次の点に注意しましょう。
- 利用規約や注釈を最後まで読む
- クレジットカード情報の入力前にそのサイトを検索して評判を確認する
- 不審なメールやリンクは開かず、公式URLで操作する
とくに“英語表記のみ”のサイトは注意が必要です。海外の小規模サイトは、日本国内の消費者保護法の対象外であることが多く、トラブル解決が難しくなります。
まとめ:186円のつもりが毎週2,500円?早めの対処が鍵
myIQのような「お試し料金」を謳うサイトでは、解約しなければ高額な継続課金が発生するケースが多く見られます。英語での解約申請が困難な場合は、速やかにクレジットカード会社に相談しましょう。
今後は、安価なテストや診断サイトを利用する前に、評判や仕組みを必ず確認することが、トラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法です。
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