メルカリなどのフリマアプリを利用している方にとって、売上が増えると確定申告が必要になることがあります。特に利益が20万円を超える場合、確定申告をしなければならないと聞いたことがあるかもしれません。しかし、申告の際には、どの期間を基準にすれば良いのでしょうか?この記事では、メルカリの利益が20万円を超えた場合に必要な確定申告について、計算期間を分かりやすく解説します。
確定申告の計算期間はいつからいつまでか
確定申告における計算期間は、原則として「1月1日から12月31日まで」の1年間です。これは、一般的な個人事業主やフリーランスの所得税の計算に使われる期間と同じです。したがって、メルカリで得た利益が1年間で20万円を超えた場合、その年の1月1日から12月31日までの収入が対象となります。
例えば、2024年の利益が20万円を超えた場合、その期間の利益を計算し、2025年の2月16日から3月15日までに確定申告を行うことになります。
4月から翌年3月までの期間ではない
質問で「4月〜来年の3月計算」とありますが、これは正しい計算方法ではありません。日本の税制では、個人の所得税は暦年(1月1日から12月31日まで)の期間で計算されます。したがって、メルカリでの利益も、年ごとの1月〜12月を基準にして計算しなければなりません。
4月から翌年3月までを1つの期間として考えるのは、企業の決算期における会計年度の計算方法に近いものです。個人事業主としての確定申告では、このような会計年度は適用されませんので注意しましょう。
確定申告が必要となる条件とは?
メルカリでの利益が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要になることは理解いただけたでしょう。しかし、利益の計算はあくまで「利益」であることに注意してください。売上金額から商品の仕入れや発送費などの経費を引いた金額が利益になります。
また、給与所得がある場合でも、給与所得以外の収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。例えば、メルカリで物を売って得た利益が20万円を超えた場合は、給与所得者であっても確定申告をする必要があります。
確定申告を行うタイミングと方法
確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの期間に行うことができます。申告が遅れると延滞税が課せられる可能性があるため、早めに申告を行うことが大切です。
確定申告の方法は、税務署に直接行くか、オンラインでの申告が可能です。オンライン申告を利用する場合は、e-Taxというシステムを使用します。e-Taxを利用すれば、税務署に足を運ばなくても申告ができ、便利です。
まとめ:確定申告の計算期間は1月〜12月まで
メルカリの利益が20万円を超えた場合の確定申告の計算期間は、1月1日から12月31日までの1年間です。これに基づいて利益を計算し、翌年の2月16日から3月15日までに確定申告を行います。
メルカリでの利益が20万円を超えた場合、確定申告が必要ですが、計算期間を1月〜12月とし、給与所得がある場合でも副収入として確定申告をしなければなりません。早めに申告準備を整え、期限内に確定申告を行いましょう。
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