「国民年金保険料免除・納付猶予制度」を受けている方が、その免除・猶予を取り消して自ら納付を再開したいときに使う「免除・納付猶予取消申請書」。この申請書の入手先や申請手続き、添付書類などを整理しておきましょう。
申請書の取得先:窓口・郵送・ダウンロード
申請書は主に以下の場所で取得できます。
- 住所地の市区町村役所・町村役場「年金・国民年金担当窓口」。([参照](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/078/078480.html))
- お近くの日本年金機構の年金事務所窓口。([参照](https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html))
- 同機構のウェブサイトから申請書をダウンロードできます。([参照](https://www.nenkin.go.jp/denshibenri_kojin/shinseisho/menjo_shinseisho.html))
また、郵送で申請書の請求を受け付けている自治体・年金事務所もありますので、直接窓口に行けない場合は郵送請求を確認しましょう。([参照](https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2020121600017/))
申請時の具体的な書類・準備物
取消申請を行う際には、以下の書類・準備が必要です。
- 取消申請書本体(A4用紙など)
- 基礎年金番号通知書または年金手帳・マイナンバーカードなど本人確認書類。([参照](https://www.city.setagaya.lg.jp/02060/366.html))
- 代理人が申請する場合は、委任状および代理人の本人確認書類
特に「取消」という性質上、免除・猶予の承認を受けている方が対象となるため、承認通知書の保管も重要です。([参照](https://www.nissay.co.jp/faq/677c8de389537043018b114f))
申請手続きの流れと注意点
取消申請の手続きは次の流れで行われます。
①申請書および必要書類を入手・記入
②市区町村窓口または年金事務所へ提出(郵送提出も可能)
③審査・決定通知が届く
注意点として、郵送提出の場合は「本人控用の返信用封筒・切手」を同封する自治体もあります。([参照](https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/0430.files/menjo.pdf))
よくある疑問:なぜ取消を行うのか
たとえば、免除・猶予の承認を受けていたが、収入が回復した、支払い能力が出てきた、追納したいという状況で「取消申請」を行います。取消を行うことで、未納期間の扱いや納付済みへの変更、将来の年金受給資格などに影響を与えることがあります。([参照](https://www.city.ota.tokyo.jp/faq/bunya/nenkin/kokuminnenkinsitumon_hokenryo.html))
そのため、取消を迷っている場合は、承認期間や追納の可否、税・年金への影響についてあらかじめ相談窓口で確認することが安心です。
まとめ
「国民年金保険料免除・納付猶予取消申請書」は、市区町村役所の年金窓口・日本年金機構の年金事務所・ウェブからダウンロードのいずれかで入手可能です。提出は窓口持参または郵送のどちらも可能です。
申請にあたっては、承認を受けている制度の期間や収入状況、追納可能性などを整理したうえで、必要書類を整えて速やかに提出することが重要です。


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