ビックカメラSuicaカードは、クレジット機能とSuica機能が一体化した便利なカードです。これを新たに作成した場合、すでに持っていた「無記名Suica」や「記名式Suica」はどうすべきか悩む方も多いはず。この記事では、Suicaの使い分け方や返却・払い戻しのポイントを分かりやすく紹介します。
ビックカメラSuicaカードと従来のSuicaの違い
ビックカメラSuicaカードには、クレジットカード・Suica・定期券(任意)の3つの機能を統合することができます。つまり、新たなSuicaとしても使えるため、別にSuicaカードを持っている場合は重複して所持することになります。
特に注意したいのは、「Suica残高」や「定期券情報」が旧カードに残っている場合です。それらをどう処理するかが重要な判断ポイントになります。
旧Suicaカードを返却しても問題ないケース
以下のような条件が揃っていれば、元のSuicaカードは返却(払い戻し)しても問題ありません。
- 定期券の有効期限が切れている
- モバイルSuicaや別のカードに残高を移した後である
- オートチャージやSuicaポイント連携を解除している
無記名Suicaの場合は、誰でも払い戻しが可能です。記名式Suicaの場合は、本人確認書類が必要になります。
Suicaの残高を移すにはどうすればいい?
Suica残高は、原則として別のSuicaへ移すことはできません。ただし、次のような方法があります。
- 払い戻して新しいカードでチャージし直す
- モバイルSuicaへ取り込む(機種や状況により可能)
なお、ビックカメラSuicaカードに定期券を載せたい場合は、駅の窓口で手続きする必要があります。
払い戻しの手順と注意点
Suicaの返却・払い戻しは、JR東日本の「みどりの窓口」や一部券売機で対応しています。
払い戻し時には以下の金額が戻ってきます。
内訳 | 金額 |
---|---|
預り金(デポジット) | 500円 |
チャージ残高 | そのまま返金 |
手数料 | 220円(※残高があれば差引) |
チャージ残高が220円未満の場合は手数料で相殺されるため、注意が必要です。
複数Suicaを使い分けたい場合は?
Suicaを複数持つこと自体に問題はありません。ただし、スマホや交通系アプリに複数登録できないことが多く、使い分けには明確な目的が必要です。
たとえば。
- ビックカメラSuicaカード:通勤・オートチャージ
- 旧Suica:予備や家族との共有用
このように使い分けることで、利便性を損なわずに活用できます。
まとめ:元のSuicaは返却しても大丈夫、ただし残高と定期券に注意
ビックカメラSuicaカードを作成した場合、旧Suicaを返却しても問題ありませんが、残高や定期券情報の処理を忘れないようにしましょう。
複数Suicaを併用する場合は、使用目的を明確にして、チャージやオートチャージ設定の混同を避けるようにするのがコツです。使わないカードは払い戻すことで、無駄なくスッキリと管理できます。
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