国民健康保険への切り替えにはマイナンバーカードの提示が求められるケースが増えています。しかし通知カードの住所が現住所と異なる場合、スムーズに手続きを進めるには正しい手順を踏むことが重要です。この記事では、住所変更が未反映の通知カードを持っている場合のマイナンバーカードの申請手順と、健康保険切り替えまでの流れについて解説します。
通知カードとマイナンバーカードの違いを確認
通知カードは紙製で、マイナンバー(個人番号)の通知を目的としたものですが、本人確認書類にはなりません。一方、マイナンバーカードはICチップ付きで顔写真入りの公的な本人確認書類であり、健康保険証としても利用できます。
通知カードの住所が現住所と異なる場合、そのままではマイナンバーカードの申請ができません。まずは住民票のある自治体で住所変更の手続きを行う必要があります。
マイナンバーカード発行までの基本的な流れ
- 住民票のある市区町村窓口で住所変更を届け出
引越し後14日以内に「転入届」を提出しましょう。これを行うことで、マイナンバーの情報も自治体で更新されます。 - 通知カードが使えない場合の申請方法
通知カードの住所が変更できないため、「個人番号通知書」が代替書類として交付されます。これと運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を使ってマイナンバーカードを申請します。 - 申請方法はオンラインまたは郵送・窓口
スマホやパソコンからの申請が便利ですが、自治体窓口や郵送での申請も可能です。顔写真はスマホで撮影したもので問題ありません。 - 交付通知書が届いたら窓口で受け取り
交付通知書が届いたら、記載された期限内に自治体窓口でマイナンバーカードを受け取ります。本人確認書類が必要になります。
マイナンバーカードが必要な国民健康保険の手続き
退職などで健康保険の資格を失った場合、新たに国民健康保険に加入する必要があります。その際、本人確認としてマイナンバーカードの提示が求められることが多くなっています。
ただし、マイナンバーカードの取得が間に合わない場合でも、個人番号通知書や通知カード+本人確認書類で対応できるケースもあるため、お住まいの市区町村の公式サイトで確認することが大切です。
住所変更が間に合わない場合の対応策
もしすぐに健康保険の加入手続きが必要で、マイナンバーカードの発行が間に合わない場合、以下の方法があります。
- 市区町村の窓口で「個人番号通知書」などを提示
- 本人確認書類(運転免許証や保険証など)を複数組み合わせて提出
- 事情を説明して暫定的な対応をお願いする
自治体ごとに対応が異なるため、事前に電話で相談するのが確実です。
手続きのチェックリスト
- 住民票のある市区町村で住所変更の届け出
- 通知カードが住所と一致していない場合は個人番号通知書の発行を依頼
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)を準備
- マイナンバーカードの申請(オンラインまたは窓口)
- 国民健康保険の加入手続きへ
まとめ:慌てず、順を追って手続きを
通知カードの住所変更がされていない状態からマイナンバーカードを作るには、まず住民票の住所変更を行い、必要に応じて個人番号通知書を取得することがスタートです。健康保険への切り替えは、マイナンバーカードがなくても応急対応が可能な場合もありますので、まずは市区町村窓口へ早めに相談に行くことをおすすめします。
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