年末調整において、国民年金や厚生年金の控除については注意が必要です。特に転職や退職後に年金の種類が変わった場合、どの期間を申告するか、どの金額を記入すればよいのかをしっかりと把握しておく必要があります。
1. 厚生年金への切り替えと国民年金の控除
転職などで厚生年金に切り替わると、基本的にはその月から国民年金は必要なくなります。国民年金の支払いは、退職して厚生年金が適用されるまでの期間に対応するため、転職後に引き続き支払う必要はありません。
質問者の場合、退職から転職までの期間に関しては国民年金の支払いが必要であり、年末調整の際にはその期間の国民年金の金額を控除として記載します。国民年金の支払いは、転職先で厚生年金に加入した月を境に不要となるため、それ以前の支払い金額だけを控除に記入します。
2. 年末調整に記入すべき国民年金の金額
年末調整において、国民年金控除の金額は、退職から転職の期間、つまり厚生年金が適用される前の期間の支払額を記載することになります。つまり、転職前に支払った分の国民年金を年末調整の際に記入します。
質問者の場合、退職してから転職までの期間に支払った国民年金の額を記入し、もしその期間の支払いがまだならば、その分を支払う手続きが必要です。年末調整時に忘れずに控除を受けられるように準備しましょう。
3. 国民年金の支払いの確認方法
もし転職後、国民年金を支払い忘れている場合でも、年金事務所に確認を取ることで、未納分の支払いを行うことができます。年金事務所に連絡し、必要な手続きを行いましょう。
また、年末調整の際に国民年金控除を受けるためには、支払った金額の証明書が必要です。年金事務所や市区町村役場から、支払額の証明書を取り寄せて控除を適切に申告することを忘れないようにしましょう。
4. まとめと注意点
年末調整で国民年金の控除を受ける際には、転職前の支払い分のみを記載します。退職後に国民年金を支払っていない場合や未納がある場合は、年金事務所に確認し、必要な支払い手続きを行いましょう。また、年末調整で控除を受けるためには、支払い証明書を準備することも忘れずに行いましょう。

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