クレジットカードの支払いが遅れてしまったとき、多くの人が気にするのが「信用情報に異動が付くかどうか」です。異動が記録されると、いわゆる「ブラック」として扱われ、今後のカード審査やローン申請に大きな影響を与えます。本記事では、ライフカードなどで発生した支払い遅延が信用情報にどう影響するか、具体的な基準や対応策を紹介します。
異動情報とは?信用情報に記録される内容
信用情報には「入金状況」「延滞」「異動」といった情報が記録されます。特に「異動情報」が登録されると、他社のクレジット審査にも影響します。
異動情報として登録される条件の一例は以下の通りです。
- 支払いの遅延が3ヶ月(61日以上)続いた場合
- 債務整理や保証履行が行われた場合
- 強制解約された場合
単なる数日~1ヶ月の遅延であれば、異動ではなく「遅延」として記録されるにとどまるケースがほとんどです。
分割での支払いでも異動は付くのか?
質問のように、一括払いを選択していたものの、実際には分割や分納状態になってしまった場合、金融機関側が「分割返済に応じた」とみなせば、すぐに異動になるとは限りません。ただし、それは支払日の延長が正式に合意されたケースに限られます。
つまり、カード会社に連絡して「分割で払います」と申し出て承諾された場合、信用情報の登録内容は「異動」ではなく「支払遅延」や「入金状況A(未入金)」とされることもあります。ただしこれでも信用スコアには一定のマイナス評価が加わります。
ライフカードの例:支払い遅延で信用情報に記録される?
ライフカードの審査基準や登録方針は非公開ですが、一般的なルールに基づくと以下のような判断になります。
- 2024年1月に13万円利用
- 分割で2月に2万円、5月に1万円、6月に残金を完済
- 全体で5ヶ月以上に渡る支払い遅延
この場合、延滞期間が2ヶ月を超えていれば、「異動」登録されている可能性があります。特に延滞の間にカード会社から督促状や法的措置の予告が届いていた場合、そのリスクはさらに高まります。
信用情報を確認する方法
自分の信用情報に「異動」が付いているかどうかは、CICやJICCなどの信用情報機関に開示請求を行うことで確認できます。費用は1,000円前後で、スマホからの手続きも可能です。
確認した結果、異動が付いていたとしても、完済から5年経過すれば自動的に削除されます。信用情報の回復を待ちながら、別の方法で支払い実績を積むことも大切です。
異動が付いた後の対処法と生活防衛策
異動があるとクレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。対処法としては以下が挙げられます。
- 異動登録後もデビットカードやプリペイドカードで支払い実績を積む
- 信用情報の開示結果を保管し、内容に誤りがあれば訂正申請する
- 家計を見直し、滞納が二度と起きないようにする
また、異動のある間は、スマホの分割購入やサブスク契約も拒否されるケースがありますので注意が必要です。
まとめ:遅延がある場合は信用情報を必ず確認しよう
支払い遅延が長期に及んだ場合、信用情報に「異動」が登録されている可能性は高いです。ただし、カード会社と話し合い、支払い計画を立てていた場合には「遅延扱い」でとどまっているケースもあります。
まずは信用情報を確認し、現在の状況を正確に把握することが第一歩。異動情報がある場合も、5年後には記録が消えるため、それまで計画的に支払いと生活設計を行っていくことが重要です。
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