ユーロの入金は可能?日本の銀行口座で外貨を受け取るためのポイント解説

貯金

国際的な取引や海外在住の家族・友人からの送金など、ユーロをはじめとした外貨の受け取りニーズは年々高まっています。この記事では、普段使っている日本の銀行口座でユーロを受け取る際の注意点や手続き方法、実際の銀行ごとの対応について解説します。

外貨の入金には「外貨受取対応口座」が必要

多くの日本の銀行では、ユーロなどの外貨を受け取るためには、外貨預金口座もしくは外貨送金受取対応口座の開設が必要です。通常の「円預金口座」では、ユーロが自動的に円に換算されるか、場合によっては入金が拒否されることもあります。

例:三井住友銀行やみずほ銀行では、外貨送金を受ける際、あらかじめ所定の「外国送金受取情報(SWIFTコードや支店名など)」を相手に伝える必要があります。

代表的な銀行の外貨送金受取対応状況

以下に、主要銀行のユーロ入金対応状況をまとめます。各銀行の最新情報は公式サイトでご確認ください。

銀行名 ユーロ入金可否 備考
三菱UFJ銀行 可能 外貨普通預金または円口座で円転受取
三井住友銀行 可能 外国送金専用口座情報が必要
ゆうちょ銀行 可能 海外送金の受取サービス対応
楽天銀行 可能 海外送金受取サービス申請が必要
PayPay銀行 不可 外貨送金非対応

ユーロ受取時の注意点と為替手数料

外貨受取時には、以下の点に注意が必要です。

  • 為替レート:受取時に自動的に円転される場合、銀行所定の為替手数料が差し引かれます。
  • 手数料:リフティングチャージや着金手数料が発生することがあります。
  • 送金側情報:IBANは不要でも、SWIFTコード・支店コード・口座番号は正確に伝える必要があります。

例:1,000ユーロが送金された場合、着金時に銀行の為替レートで約15万円になるが、実際には1,000円〜2,000円前後の手数料が引かれることもあります。

円口座に直接ユーロを受け取った場合の対応

円預金口座にユーロを直接送金した場合、銀行によっては自動的に円に換算して入金されることがあります。ただし、着金が遅れたり、取引がキャンセルされる可能性もあるため、事前確認は必須です。

推奨:あらかじめ外貨預金口座を開設し、ユーロでの受け取りを指定する方が安全です。

外貨受取専用サービスの活用

外貨送金が頻繁にある方には、Wise(旧TransferWise)などの外貨受取サービスの活用も検討できます。これらは手数料が比較的安く、指定通貨での受け取りが可能な点で人気です。

例:Wiseではユーロ建てのIBANアカウントが発行されるため、欧州からの送金がスムーズに行えます。

まとめ:ユーロを受け取るには事前準備がカギ

ユーロなどの外貨を日本の銀行口座で受け取るには、銀行ごとの対応状況を把握し、事前に外貨預金口座の開設や送金情報の確認が必要です。スムーズな受け取りのために、今一度自分の口座の外貨対応状況をチェックしておきましょう。

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