給付型奨学金の資産基準とは?少額の貯金でも申請は可能?

家計、貯金

給付型奨学金の申請にあたって「資産の額」は重要な審査基準の一つです。しかし、「資産って何?」「少額の預金も書くべき?」など、初めての方にはわかりづらいことも多いもの。この記事では、資産の考え方と、具体的な記入方法をわかりやすく解説します。

給付型奨学金における「資産」とは

奨学金制度において「資産」とされるものは主に次の3つです。

  • 預貯金(銀行口座の残高)
  • 有価証券(株・投資信託など)
  • 不動産(住宅や土地など)

特に日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金では、「世帯全体での資産合計が一定額以下」であることが条件の一つとなっています。例えば、自宅外通学者は200万円以下など、具体的な上限額も定められています。

現在の貯金額だけを正直に書いて大丈夫?

はい、大丈夫です。むしろ正確に記入することが審査通過への第一歩です。あなたのケースでは、

  • ご本人の貯金:約10万円
  • お子さまの貯金:数万円(お年玉など)

これらを合計しても15万円前後であり、奨学金の資産基準には十分該当する可能性が高いと考えられます。

資産証明としては、通帳の写しや残高証明書を提出する必要があります。可能な限り直近の情報を用意して、虚偽の申告にならないようにしましょう。

資産申告時の注意点

  • 小さな金額でも合算して記入する
    「たった数千円だから書かなくてもいいか」と思わず、家族全員の預金額はすべて合算して記入しましょう。
  • 口座が複数ある場合はすべて記入
    生活用・積立用・学費用など、口座ごとの内訳を明記するのが望ましいです。
  • 申請時点での金額を記入
    「定期的に増減がある」としても、提出日に近い残高を書くようにします。

子どもの名義の口座も含まれる?

原則として、子ども自身の名義の口座も「世帯全体の資産」としてカウントされます。たとえお年玉のような一時的な収入であっても、現在の残高を記入対象としてください。

なお、奨学金制度の申請では「誰の名義の資産か」を明記する欄もありますので、お子さまの分はその旨を記入すれば問題ありません。

資産の確認はどのように行われる?

提出された金額については、通帳のコピー・ネットバンキングのスクリーンショットなどで確認されます。万一金額に不一致があると、不備通知や最悪の場合審査落ちの原因となるため、正確に記載しましょう。

まとめ:少額でも正確な申告を

給付型奨学金の申請では、「どれだけ少額でも」「家族全体で」正直に申告することが最も大切です。あなたのように、生活費などで預金が増えにくい状況も申請書でしっかり伝えましょう。

正確な申告と必要書類の準備が、安心して審査を受けるための第一歩です。制度の理解を深め、将来のためにぜひ一歩踏み出してみてください。

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