ジブリコンサートなどの人気イベントのチケット応募では、チケプラ(チケプラトレード)などを通じてクレジットカードで申し込みを行うケースが多くなっています。落選したにも関わらず、クレジットカードの利用枠が塞がれてしまい、「なぜ?」「いつ解除されるの?」と困惑する声も少なくありません。この記事では、チケット落選後にクレジットカードの利用可能枠が回復しない原因と、その対処法について解説します。
チケプラの申込時点で起こる「与信枠の仮押さえ」とは
クレジットカードでチケットを申し込むと、実際に当選していなくても「与信(オーソリ)」と呼ばれる一時的な審査・承認が行われます。これは、チケット代金の支払いに備えて、カードの利用可能枠を一時的に確保する仕組みです。
この時点では実際の決済は発生しておらず、あくまで「この金額を使える枠として仮押さえした」状態に過ぎません。落選した場合でも、この与信の解除には時間差が生じることがあります。
落選後もカードが使えない原因:キャンセル反映のタイムラグ
落選が確定した場合でも、チケプラ側からクレジットカード会社に「与信をキャンセルして構わない」と通知が行くまで、カード利用枠はロックされたままになります。通常は2〜5営業日以内に解除されることが多いですが、カード会社によってはそれ以上かかることもあります。
特に複数公演や枚数を同時申し込みしていた場合、その分だけ利用枠を広く仮押さえされているため、影響が大きくなる傾向にあります。
対処方法:カード会社への確認と対応
もし数日経っても利用可能枠が回復しない場合、以下の手順で対応しましょう。
- 1. カード会社のカスタマーセンターに連絡:「○月○日付けでチケプラで仮押さえされた分が未反映」と伝えるとスムーズです。
- 2. チケプラのサポートに問い合わせ:チケプラ側で既にキャンセル処理済みか、いつカード会社に通知が行われたか確認できます。
カード会社によっては、ユーザーからの申し出がない限り与信解除処理を放置していることもあるため、状況が長引く場合は積極的に連絡することをおすすめします。
実例:Aさんのケースで見る時間差の実態
Aさんはジブリコンサートにチケプラで5公演申し込み、クレジットカードで決済設定。結果はすべて落選。しかしカード利用枠が20万円分減ったまま戻らず、不審に思ってカード会社へ問い合わせたところ、「まだチケプラからのキャンセル通知が届いていない」とのこと。
最終的にはチケプラ側に連絡し、処理が再送されたことで3営業日後に枠が戻ったという経験があったそうです。
注意点:次の支払いに影響しないよう計画的に
このような与信仮押さえ状態が長く続くと、他の支払い(たとえば携帯料金や生活費の引き落とし)に使える枠が減るリスクがあります。チケット申し込み時には、全体の利用可能枠を意識しながら行動しましょう。
特にカード限度額に近い状態で大量申込をする場合は、あらかじめ限度額を引き上げるか、デビットカードなど別の支払い手段を検討するのも一つの方法です。
まとめ:チケプラ落選後のクレジット利用不可は一時的、冷静に対処を
チケプラで落選してもクレジットカードが使えないのは、仮押さえされた与信枠がまだ解除されていないためです。これは決済が実行されたわけではなく、一時的な制限に過ぎません。
通常は数日で自動的に解除されますが、必要に応じてカード会社やチケプラへ確認し、早めの対応をとることでスムーズに解消できます。チケット抽選システムの仕組みを理解することで、こうした不安や混乱も減らせるでしょう。
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