大学3年生というと就職活動が視野に入り、同時にお金の使い方や将来への不安も増してくるタイミングです。中には「貯金が25万円しかないけど大丈夫?」と心配になる方もいるでしょう。本記事では大学3年生の平均的な貯金額と、今からできるお金の管理・貯め方について詳しく解説します。
大学生の平均貯金額はどれくらい?
全国大学生活協同組合連合会の調査によると、自宅通学の大学生の平均貯金額はおおよそ30万円前後、下宿・一人暮らしの場合は10万円台という結果もあります。
つまり25万円という金額は「少なすぎる」ということはなく、むしろ堅実に貯めている方と言えるでしょう。
貯金額が多い=安心ではない理由
貯金額だけに目が行きがちですが、重要なのは「お金の使い方」と「収入の見通し」です。例えばバイト代が月5万円あり、出費を抑えられているなら、毎月1万円ずつでも確実に貯金を増やしていくことができます。
一方で、貯金が50万円あっても支出が月10万円あるような人は、数ヶ月で資金が尽きてしまうリスクも。
就活や卒業旅行にかかるお金を想定しよう
大学3年生~4年生にかけては、就活・インターン・卒業旅行などで出費が増える時期です。交通費・スーツ・証明写真など、意外とコストがかかります。
たとえば就活にかかる費用は平均5~10万円、卒業旅行は10万円以上というケースも多く、今の貯金額だけでは不足する可能性があります。
今からできるお金の増やし方
- バイトの見直し:時給が高い職場やシフトに入れる時間が多い職場に変えることで月収がアップ。
- 支出の記録:家計簿アプリで毎月の支出を「見える化」し、無駄を発見。
- メルカリ活用:使っていない服や参考書を売ることで数千円〜数万円の副収入に。
実例:筆者の知人(私立大学文系・一人暮らし)は、月6万円のバイト収入を「4万円生活費、2万円貯金」と決め、大学4年時には貯金40万円まで達成していました。
貯金以外にも考えたい“金融知識”
大学生のうちに簡単な金融知識を身につけておくと、社会人になってからの家計管理が圧倒的に楽になります。特に「クレジットカードの仕組み」「奨学金の返済シミュレーション」「積立貯金」などの基本知識は一生役立ちます。
たとえば、貯金だけでなく毎月500円程度でもつみたてNISAを始めると、数年後に資産が膨らむ可能性もあります。
まとめ:25万円の貯金は「普通」だけど安心するには少し対策を
大学3年生で貯金25万円は平均的であり、決して「少なすぎる」と落ち込む必要はありません。ただし今後の出費や将来を見据えると、もう少し備えておくと安心です。
今からでも十分間に合います。バイト収入の見直し、支出管理、そして少額投資など、少しずつ行動していくことで「卒業後も安心できる貯金体質」を手に入れることができます。
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