家に眠っている大量の一円玉、例えば1万円分(10,000枚)をお札にしたいと思ったことはありませんか?この記事では、ゆうちょ銀行をはじめとする金融機関での両替事情を踏まえ、大量の小銭を無理なく効率よくお札に変える方法を解説します。
ゆうちょ銀行での小銭両替の基本ルール
ゆうちょ銀行では、2022年以降「硬貨取扱料金」が導入されており、小銭の枚数によって手数料がかかります。例えば窓口での取扱では。
持ち込み枚数 | 手数料 |
---|---|
1〜50枚 | 無料 |
51〜100枚 | 550円 |
101〜500枚 | 825円 |
501〜1000枚 | 1100円 |
以降500枚ごとに | 550円加算 |
つまり、10,000枚を一度に持ち込むと、最大で10,000円以上の手数料が発生する可能性があります。
ATMでの小銭取り扱いは限定的
ゆうちょATMは小銭の預け入れに対応しているものもありますが、多くの場合は硬貨枚数が20〜50枚程度に制限されています。また、そもそも硬貨を扱わないATMも増えています。
そのため、ATMでの両替を期待するのは現実的ではなく、窓口利用が基本となります。
手数料を節約するための現実的な方法
一度に全額を持ち込むと高額な手数料がかかるため、以下のような工夫が有効です。
- 1日に50枚ずつ預ける(無料枠の活用)
- 何度かに分けて訪れる
- 複数のゆうちょ口座がある場合はそれぞれ使う
たとえば、毎週50枚ずつ預ければ約200週(4年弱)で両替できます。地道ではありますが、手数料はかかりません。
その他の選択肢:他の銀行や商業施設も検討を
ゆうちょ銀行以外にも、地方銀行や信用金庫では独自の手数料体系を設けている場合があります。また、以下のような場所でも小銭の取り扱いが可能なケースがあります。
- イオン銀行:小銭預入可能なATMがある
- 地元スーパー:レジでの会計に小銭を活用
- 自動券売機:切符購入などに利用
一部の市役所や区役所の窓口でも、少額納付などで小銭が利用可能です。
トラブルを避けるための注意点
窓口に大量の硬貨を持ち込む場合は、必ず事前に支店へ連絡を入れておきましょう。混雑時に突然持ち込むと、受付を断られることもあります。
また、手数料を超える両替目的では、逆に損をするケースもあるため、目的と費用のバランスを見極めましょう。
まとめ:計画的に分散して両替すれば損しない
10,000枚の一円玉をお札に変えるには、時間と手間がかかりますが、無料の範囲をうまく活用すれば、無駄な出費を避けることが可能です。
ゆうちょ銀行のルールを理解し、計画的に取り組むことで、現実的に両替を進められます。
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