夜間や営業時間ギリギリにATMコーナーを利用していて、「もし中にいるのにシャッターが降りたらどうなるんだろう?」と不安になる方もいるのではないでしょうか。実際のATMの仕組みや防犯対策を踏まえ、閉じ込められるリスクがあるのかを解説します。
🔐ATMコーナーのシャッターは完全自動ではない
多くの銀行ATMには防犯や営業時間管理のために自動シャッターが設置されていますが、人感センサーや開閉制御システムが搭載されており、人が中にいると自動的に閉まらない設計になっているのが一般的です。
また、完全に外部と遮断される構造ではなく、手動開閉の非常扉や通報システムも備わっているケースがほとんどです。
📅営業時間終了時の動作はどうなっているのか
多くのATMは、終了時刻になると新たな入場が制限され、出入り口がロックされたり、照明が落ちたりしますが、内部にいる人が退室できないようにはなっていません。
例として、都市銀行や地方銀行のATMでは、「利用時間終了後は入室できませんが、退室は自由です」という案内が表示されることもあります。
✅人が中にいるのにシャッターが降りた事例はある?
極めてまれなシステムトラブルを除いて、正常に稼働しているATMで利用者が閉じ込められるような事例は確認されていません。
一方で、地方の無人ATMや24時間型施設ではシャッターが「物理的に降りるタイプ」もあるため、稀に人感センサーが誤作動するケースもあり得ます。
そのため、閉店時間ギリギリでの利用は避け、時間に余裕を持った利用が推奨されます。
📞閉じ込められたときの対処法と備え
仮にトラブルで閉じ込められてしまった場合には、ATM内に備え付けられている「非常通報ボタン」「緊急連絡先」を使うことが最も確実です。
多くのATMコーナーには銀行直通のインターホン、または警備会社直通の緊急呼出システムが設けられており、即時対応が可能です。
💡安心してATMを利用するためにできること
- 営業時間終了15分前を目安にATMの利用を済ませる
- シャッターが閉まり始めたら速やかに退室する
- 財布や荷物を置き忘れて戻る場合は時間内に行動を
- 深夜帯は明るく人通りの多いATMを選ぶ
これらを意識することで、予期せぬトラブルの回避につながります。
まとめ
銀行ATMのシャッターは、基本的に人が中にいる状態では降りないよう安全設計されています。閉じ込めの心配は極めて少ないですが、万一に備えた非常通報装置や出入口の安全設計が各所に用意されています。利用時間に余裕を持ち、万が一の事態にも冷静に対応できるよう準備しておくことが大切です。
コメント