年収300万円で総量規制の借入枠はどう決まる?A社とB社でのシミュレーション解説

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年収300万円の方が貸金業者A社で50万円の枠で借入中、B社で新たに申し込みをする場合、総量規制(貸金業法)によってどのように借入可能枠や利用枠が決まるのか?この記事では、その仕組みと具体的なケースでの対応をわかりやすく説明します。

総量規制とは?年収の3分の1が上限になるルール

総量規制とは、貸金業者からの借入額の合計が年収の3分の1を超えてはいけないと定めた法律ルールです。年収300万円の場合、借入の上限は100万円です(総量規制の適用対象は貸金業者の借入であり、銀行などの融資は対象外):contentReference[oaicite:0]{index=0}。

質問①:A社で枠50万・借入50万のとき、B社でどうなる?

この状態だと既に借入残高が100万円の上限に達しているため、B社で新規枠を設定しても実質的に借入できる金額は0円となります。審査上、新規枠そのものが作れないケースもあります。

質問②:A社で枠50万・借入30万のとき、B社での枠はどうなる?

このケースでは、現在の借入残高は30万円ですから、残り70万円分まで枠としては理論上可能です。ただし、B社で付与される枠(利用限度額)は最大70万円までとなり、実行借入は最大70万円ですが、審査の結果としてはそれ以下に設定されることもあります:contentReference[oaicite:1]{index=1}。

ポイント:枠と借入可能額の違いに注意

貸金業者ごとに設定される「枠」(利用限度額)は審査結果によって決まりますが、総量規制は借入残高の合計で判断されるため、枠があっても実際に借りられる額は制限されます。

例外や除外が適用されるケースとは?

総量規制の対象外となる「除外貸付」(住宅ローン・自動車ローンなど)や、「例外貸付」(緊急医療費等)では、借入残高に算入されず規制対象外となります。したがって、年収の3分の1を超えて借入できる場合もあり得ますが、一般的なカードローンには適用されません:contentReference[oaicite:2]{index=2}。

まとめ:質問①は借入不可、②は理論上枠設定可能

年収300万円で総量規制上限100万円
① A社枠50万・借入50万の場合 → B社で新たな借入枠を作っても借入できず
② A社枠50万・借入30万の場合 → 理論上はB社で最大70万円の枠だが、実際借入できる金額は30万差し引いた70万以内となる

総量規制は枠ではなく借入残高が重視されます。借入計画を立てる際には、他社の残高と合計して判断される点に注意しましょう。

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