Apple PayでSuicaを使っていると、Suicaアプリを使わずにほとんどの機能が利用できます。しかし、カード番号の確認や残高履歴の詳細確認、定期券の購入や再発行など一部の機能はSuicaアプリを経由する必要があります。この記事では、Appleウォレットに登録されたSuicaとSuicaアプリの連携について詳しく解説します。
AppleウォレットのSuicaとSuicaアプリの関係
Appleウォレットに登録されたSuicaは、iPhoneまたはApple Watchをかざすだけで交通機関やお店で支払いができる便利な機能です。一方、SuicaアプリはJR東日本が提供する公式アプリで、Suicaに関する詳細な設定やサービスが可能になります。
Suicaアプリをインストールしても、AppleウォレットのSuicaが「移動」するわけではなく、同じSuicaをSuicaアプリ上から管理・操作できるようになるだけです。
Suicaアプリで現在のSuicaを連携する方法
すでにAppleウォレットにSuicaを追加している場合、以下の手順でSuicaアプリと連携可能です。
- SuicaアプリをApp Storeからダウンロード
- Suicaアプリを起動し、「Suicaを取り込む」ではなく「WalletのSuicaを使う」を選択
- ウォレットにあるSuicaを選択すると、Suicaアプリに情報が反映される
この連携を行っても、Appleウォレットでの利用はそのまま継続可能です。
Suicaアプリを使うことで可能になる機能
Suicaアプリと連携することで、以下のような機能が利用可能になります。
- Suica ID番号(カード番号)の確認
- 利用履歴の閲覧(過去60件)
- 定期券の購入・更新
- グリーン券やモバイル特急券の購入
- 再発行手続きや機種変更時の移行サポート
たとえばSuicaカード番号は、Appleウォレットでは表示されませんが、Suicaアプリに登録することで「JEから始まる17桁の番号」を確認することができます。
連携後の注意点と制限事項
基本的に、AppleウォレットとSuicaアプリは同時に利用可能ですが、以下の点に注意してください。
- 1つのSuicaを複数のApple IDで共有することはできません
- Suicaアプリに登録した際に「モバイルSuica会員登録(無料)」を求められる場合があります
- Suicaアプリを削除してもウォレットのSuicaは削除されません
また、Suicaアプリで定期券などを購入した後は、Apple PayのSuicaに自動で反映されます。
Suica ID番号を確認したい場合の最短ルート
Suica ID番号(カード番号)を知りたいだけであれば、Suicaアプリの登録後すぐに確認可能です。手順は以下の通りです。
- Suicaアプリを起動
- 連携したSuicaを選択
- 「Suicaの詳細」→「Suica ID番号」で確認可能
この番号はネットショッピングでのSuica決済やサポートへの問い合わせなどで使用することがあります。
まとめ:AppleウォレットとSuicaアプリは併用可能。連携でより便利に
Appleウォレットに登録済みのSuicaをSuicaアプリに連携しても問題ありません。むしろSuicaアプリを利用することで、カード番号の確認や定期券の購入など、より高度な操作が可能になります。両者は連携して使うことでSuicaを最大限に活用できる組み合わせです。必要に応じてSuicaアプリを活用し、快適なモバイルSuicaライフを送りましょう。
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