退職連絡票における書類の選択ミスはどう対処すべき?離職票と資格喪失連絡票の扱いを解説

社会保険

退職手続きの際に記入する「退職連絡票」。そこには「離職票の有無」や「健康保険・厚生年金資格喪失連絡票の有無」をチェックする欄がありますが、複数の欄にチェックを入れてもいいのか、また間違えた場合に修正できるのか、迷うことが多い書類です。本記事では、実際の運用や注意点を踏まえて詳しく解説します。

退職連絡票とは何か?

退職連絡票は、退職する従業員が会社に提出する書類の一つで、退職後に必要となる各種手続きに関する情報を記載するものです。

この書類は、離職票の発行が必要かどうかや、健康保険・厚生年金資格喪失手続きに関する情報などを明確にする目的で使用されます。

離職票と資格喪失連絡票の両方に「有り」でチェックするのはおかしい?

実は、「離職票の有無」「健康保険・厚生年金資格喪失連絡票の有無」の欄は、それぞれ独立した意味を持っています。そのため、両方に「有り」に丸をつけること自体はおかしくありません。

例:失業給付を申請する予定であり、かつ社会保険も退職と同時に喪失する場合、両方「有り」が正しい選択です。

チェックを間違えた場合の対処方法

万が一、誤って丸をつけてしまった場合は、書類の修正が必要です。基本的には以下のいずれかで対応されます。

  • 二重線+訂正印で修正する(会社側が容認している場合)
  • 新しい書式で再提出する

公的な手続きに使用する可能性が高い書類ですので、可能な限り訂正の跡が残らない新しい用紙への書き直しが望ましいです。

離職票・資格喪失連絡票の違いと用途

離職票:主にハローワークで失業手当(雇用保険)の申請に使用されます。自己都合や会社都合にかかわらず、希望すれば発行してもらえます。

健康保険・厚生年金資格喪失連絡票:会社を辞めた後の健康保険・年金の切り替えに必要です。市区町村役場などで国保の手続き時に提出を求められることがあります。

会社に確認すべきポイント

  • 退職後に必要な書類がすべて揃っているか
  • 書類の記入ミスについての修正対応方針
  • 自分の退職日と保険喪失日とのタイムラグがないか

不明な点があれば、人事担当者や総務に直接確認を取るのが最も確実です。

まとめ:退職連絡票の記入は慎重に、間違えた場合は落ち着いて対処を

退職連絡票は、離職票や社会保険の喪失手続きに直結する大切な書類です。両方に「有り」と記載するケースは珍しくなく、むしろ必要に応じて選択するのが自然です。

万が一記入ミスがあっても、訂正印や新しい用紙での再提出で対応可能です。焦らず、内容を確認しながら正しく処理しましょう。

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