Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)で出版をしている方にとって、Amazonプライムの会員かどうかや収入の受取方法は気になるポイントです。特に収益が少額の場合、「振込されないのはなぜ?」「小切手って何?」といった疑問も出てきます。本記事では、Kindle出版の収入とプライム会員の関係、小切手での受取、最低支払額の仕組みについて詳しく解説します。
Amazonプライムを退会してもKindle出版の収入には影響なし
Amazonプライムは読者向けの有料会員サービスであり、Kindle出版の著者向けプログラム(KDP)とは直接関係がありません。
プライム会員でなくてもKDPからの収入は継続して発生・受取可能です。あくまで出版のアカウントが有効で、著書が販売中である限り、売上に応じた印税が発生します。
収入の受取方法は2種類:銀行振込と小切手
Kindle出版の収入は、KDPのアカウント設定で以下の2つの方法から選べます。
- ① 銀行振込(推奨)
最低支払額:基本的に100円(日本国内の場合) - ② 小切手(一部通貨圏のみ対応)
最低支払額:約100ドル。受け取りに時間がかかるほか、手数料が高額になることも。
小切手による支払いは、日本ではほとんどの著者が選択していません。なぜなら、日本の銀行では外貨小切手の取り扱いが面倒で、受け取りまでに数週間かかり、手数料が数千円〜1万円以上かかるケースもあるからです。
少額収入の場合の注意点:最低支払額に届かないと保留される
年に1000円ほどの収入しかない場合、支払方法によっては報酬がKDP内に保留され続ける可能性があります。たとえば、海外通貨設定のままにしていると、米ドル換算で最低100ドルに達しないと支払われません。
これを防ぐには、支払通貨を日本円に変更し、国内銀行振込を選択するのが最も確実な方法です。
実際の設定例:日本円で受け取る場合の手順
・KDPアカウントにログイン
・「支払情報の管理」へ進む
・支払通貨を「日本円」に設定
・銀行口座を入力(日本国内の普通預金口座)
・最低支払額を確認(通常は100円)
これにより、月100円以上の収入があれば自動的に振込対象になります。
まとめ:プライム退会は影響なし、小切手より銀行振込を選ぼう
Amazonプライムを退会してもKindle出版の収入には何ら影響はありません。むしろ気をつけるべきは、収益の受取方法と通貨設定です。
少額収入でも無駄にせず確実に受け取るためには、日本円×銀行振込を選ぶのが最も安心です。小切手は原則選ばないことをおすすめします。
今後収益が増えてきた場合にも備えて、報酬管理は早めに見直しておくと安心です。
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