電気代が高いと感じたら確認すべきポイント|55kWhで4705円は妥当?

家計、節約

毎月届く電気料金の明細を見て「こんなに使っていないのに高くない?」と感じた経験はありませんか?今回は、使用量55kWhで請求額4705円という事例をもとに、電気代が高いと感じたときに確認したい要素や、節約のヒントをご紹介します。

使用量55kWhで4705円は高い?安い?

まず、電気料金を判断するには「基本料金」「従量料金」「燃料費調整額」「再エネ賦課金」「消費税」などの内訳を確認する必要があります。2024年現在の電気料金相場では、平均的な1kWhあたりの単価は30〜45円程度です。

55kWh × 35円(仮) = 1925円前後となるはずですが、4705円という金額はそれを大きく上回っており、基本料金や調整費が大きく影響していると考えられます。

電気代が高くなる理由とは?

電気料金が想定より高くなる主な要因には以下のようなものがあります。

  • 基本料金が高い:契約アンペアが高すぎると、使用量が少なくても基本料金が割高に。
  • 燃料費調整額の上昇:ウクライナ情勢や円安により、燃料コストが高騰しています。
  • 再エネ賦課金:再生可能エネルギーの普及を支援する目的で課せられる制度上の費用。

とくに最近では燃料費調整額が高騰しているため、使用量が少なくても支払額が大きくなることがあります。

同じ使用量での他の例を見てみよう

例えば東京電力で「従量電灯B 30A」で契約している家庭の場合、55kWh使用した際の請求額は概算で以下の通りです。

項目 金額(概算)
基本料金(30A) 858円
従量料金 1540円
燃料費調整額 800円
再エネ賦課金 300円
合計 約3500円

このように、4700円という金額は平均よりやや高めであり、地域電力会社や契約内容によって差があることが分かります。

確認すべき契約内容と電力会社の種類

以下の項目をチェックしてみましょう。

  • 契約アンペア:使っていない時間帯が多いなら、30A→20Aへ下げる検討を。
  • 電力会社のプラン:新電力や時間帯別料金プランで安くなることも。
  • 検針期間:通常より長い期間になっている場合、単純比較が難しいことも。

一度、マイページや請求明細を確認し、「契約容量」や「プラン名」、「1kWhあたりの単価」を把握しておくことが重要です。

節約のためにできること

使用量が少ない場合でも、固定費としての基本料金や調整額が重くのしかかります。以下のような対策で節約が期待できます。

  • 待機電力を見直す:テレビ、Wi-Fiルーターなどは使わないときにコンセントを抜く。
  • 契約アンペアを見直す:ライフスタイルに合った容量に変更。
  • 電力会社の切り替え:比較サイトでより安いプランを検討。

まとめ:電気代が高いと感じたときの見直しポイント

使用量が55kWhで4705円という電気代は、使用量自体は少ないものの単価が割高なケースと言えます。基本料金や調整額など、電気の使用量以外の部分に注目することが重要です。

今後の電気代節約のためにも、契約内容の見直しや他社への乗り換えを検討してみることをおすすめします。

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