ローソンATMで現金とキャッシュカードが取り込まれた場合の正しい対処法と返還の流れ

コンビニATMの利用中に突然の故障が発生し、現金やキャッシュカードが機械内に取り込まれてしまうトラブルは決して珍しいことではありません。とくにローソンに設置されているATMは様々な銀行の提携機であるため、対応に迷う方も多いのが実情です。本記事では、そうしたトラブルが発生した際の正しい対処法と、返還までの流れを解説します。

ATMトラブル発生時にまず行うべきこと

ATMで現金やカードが取り込まれた際は、まず落ち着いてその場に設置されているATM管理会社の連絡先を確認しましょう。ローソンのATMは「ローソン銀行」または「イーネット」が管理していることが多く、機械の画面や本体に記載されています。

その番号に連絡すれば、オペレーターが現金とカードの取り扱いについて記録を残してくれます。時間がない場合でも、必ず連絡して内容を伝えてから店員に引き継ぐのが重要です。

店舗スタッフの対応と限界

ローソンの店舗スタッフは、ATMの技術的な対応や現金の返却対応を直接行うことはできません。彼らができるのは、ATMの異常を業者に連絡し、記録を残す補助をするまでです。そのため、「店員に任せたから安心」ではなく、自分でも記録を残しておくことが大切です。

店舗に設置されている「ATM障害発生時の連絡先一覧」の写真を撮っておくと、あとで問い合わせがしやすくなります。

返還までの流れ：カードと現金は戻るのか？

通常、ATM内に取り込まれたキャッシュカードや現金は、管理会社の調査後に銀行口座へ入金される、またはカードが郵送で返却されます。調査には数日かかることがあり、以下のような対応が一般的です。

• 現金は本人確認のうえで指定口座に振込
• キャッシュカードは本人確認後、簡易書留で返送
• 取り込みが記録にない場合は、ATM内記録と照合して判断

返還までの目安は、3営業日～1週間程度です。

取引履歴に反映されない場合の注意点

ATMトラブル発生時に「預け入れ履歴が記録されていない」場合でも、焦る必要はありません。多くの場合、取引途中でエラーが起きたため履歴が残らず、現金もATM内で保管されている状態です。

そのため、返還手続き後に銀行側で手動処理が行われることがあります。ただし、ATMの通信エラー等で履歴が完全に飛んでいる場合もあるため、ATM管理会社への報告が何よりも重要です。

問い合わせ先の確認方法

ATMの管理会社別に、以下の問い合わせ先を参考にしてください。

トラブルの内容と、時間、場所、金額、ATMの場所などを正確に伝えることで、スムーズな対応が可能になります。

まとめ：ATMトラブル時は「記録」と「連絡」がカギ

ATMでキャッシュカードと現金が取り込まれてしまった場合は、すぐにATM管理会社へ連絡し、トラブルの記録を残すことが最も大切です。店員任せではなく、必ず自分で状況を把握し、証拠となる情報を保存しておきましょう。きちんと対応すれば、カードや現金は返還されるのでご安心ください。