節約志向や環境意識の高まりから、「使い捨て」とされるものをあえて再利用するというスタイルが注目を集めています。中でも、コンビニでもらえる割り箸を洗って再利用する人が増えているという噂がありますが、実際はどうなのでしょうか?この記事では、その実態とメリット・デメリット、注意点について解説します。
割り箸を再利用する人はいるのか?
実際にネット上の体験談や節約ブログ、SNS投稿を調査すると、割り箸を洗って再利用している人は一定数存在しています。主に以下のような理由が挙げられます。
- 節約目的(箸を買わなくて済む)
- 環境への配慮(ゴミの削減)
- 緊急時の備蓄として使える
例えば、30代の一人暮らしの女性は「100膳入りの割り箸を買うのがもったいなくて、コンビニの割り箸を洗って1週間程度使い回している」と話しています。
割り箸を再利用するメリット
1. 節約効果
一膳あたりのコストが実質ゼロなので、頻繁に食事をする人には小さな節約が積み重なります。
2. エコ・SDGsへの貢献
木材資源を無駄にせず、再利用することで森林資源の消費を抑える行動に繋がります。
再利用には注意点もある
一方で、割り箸の再利用には衛生面でのリスクが伴います。コンビニで配布される割り箸の多くは「一度の使用を前提」としており、長期間使用すると以下のような問題が起こりえます。
- 木材が水を吸い込みカビや菌の温床になりやすい
- 洗っても完全に乾燥させないと雑菌が繁殖する
- ささくれなどで口や手を傷つける可能性
特に梅雨時期や湿気の多いキッチン環境では、乾燥不十分な割り箸は要注意です。
安全に使い回すための工夫
もし割り箸を洗って使うのであれば、以下の点に留意しましょう。
- 使用後はすぐに洗い、風通しの良い場所で完全乾燥させる
- 表面が劣化してきたら潔く処分する
- 衛生面を重視したいなら再利用向きの「洗える割り箸」を購入する
100円ショップや通販では、天然竹や抗菌加工済の「エコ割り箸」も人気です。
そもそも割り箸は「無料」なのか?
コンビニで無料でもらえる割り箸ですが、実際には店舗が仕入れており、商品の価格に含まれているのが実情です。過剰にもらうとマナー違反と捉えられることもあるため、必要な本数だけ受け取るのが礼儀です。
また、最近ではプラスチック削減の流れで、スプーン・フォーク類が有料化されつつあり、割り箸も将来的に有料化の対象になる可能性もあります。
まとめ:割り箸再利用は節約とエコの両立も、衛生管理が鍵
割り箸を洗って再利用する行為は、金銭的・環境的に理にかなった行動といえます。ただし、衛生面への配慮が非常に重要であり、自己判断で「いつまでも使い続ける」ことは避けるべきです。
1膳あたりのコストよりも、自分と家族の健康を守るコスト感覚を持つことが、賢い節約につながります。
コメント