クレジットカードの年会費を未納にしたままだとどうなる?放置のリスクと正しい対処法

クレジットカード

クレジットカードを使わずに放置していて、年会費だけが発生している状態のまま未納にしていると、意外なリスクが発生することがあります。この記事では、年会費未納のままにしておくと何が起こるのか、そしてどのように対応すべきかを詳しく解説します。

年会費未納のまま放置するとどうなる?

クレジットカードの年会費は、利用の有無に関係なく契約に基づいて請求される費用です。そのため、使っていないカードでも年会費が請求されます。

この年会費を支払わずに放置すると、滞納扱いとなり、一定期間を過ぎると延滞情報として信用情報(CICやJICC)に登録されてしまう可能性があります。

年会費の滞納で起こる信用情報への影響

たとえ数千円〜1万円程度の年会費であっても、滞納すると「異動情報」として信用情報に記録されることがあります。これがいわゆる「ブラックリストに載る」という状態であり、以下のような影響が出る可能性があります。

  • 他のクレジットカードの審査に落ちる
  • 住宅ローン・自動車ローンなどの審査に不利になる
  • 携帯の分割購入審査が通らなくなる

特に延滞が61日以上または3か月以上続くと、信用情報機関に「異動」と記録され、5年間は記録が残ります。

年会費滞納は「解約」で済むわけではない

「年会費払わなかったら、勝手に解約されて終わり」と考える方もいますが、実際にはその前に延滞→催告→強制解約という流れになることが多く、その過程で信用情報に傷がつくリスクがあります。

また、滞納状態で解約されても、未納の年会費は請求され続けます。それでも払わないまま放置すると、法的措置を取られるケースもあります。

年会費の発生を避けるには?無料カードへの切り替えも検討

年会費を払いたくない場合、年会費無料のカードに切り替えるか、年会費がかかる前に解約手続きを正式に行うことが大切です。

例えば、「三井住友カード」や「楽天カード」などは年会費無料のラインナップもあります。また、解約時は、支払い残高やポイント、ETCカードの紐付けなども忘れずにチェックしましょう。

実例:カードを使っていなかった人の信用トラブル

ある20代の男性は、学生時代に作った年会費有料のカードを使わずに放置していました。引っ越し後に郵送での催告も届かず、気づいた時には3か月の滞納でCICに「異動」情報が登録。

その後、車のローン審査が通らず原因を調べたところ、クレジットカードの年会費滞納が原因だったというケースもあります。

まとめ:年会費を軽視すると信用を失う可能性も

クレジットカードの年会費は「使っていないから」といって払わなくても良いものではなく、契約している限り支払い義務が発生します。

未納状態を放置すれば信用情報に傷がつき、将来的な金融取引に大きな影響を及ぼす可能性があります。不要なカードは早めに解約する、年会費無料のカードに切り替えるといった対応をとり、無用なトラブルを回避しましょう。

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