新しい職場で社会保険に加入する際、「被保険者番号（9桁）」の提出を求められることがあります。しかし、国民健康保険に加入していた場合には見慣れない番号のため、戸惑う人も少なくありません。本記事では、被保険者番号の確認方法や、国民健康保険との違いについてわかりやすく解説します。
被保険者番号とは何か？
被保険者番号とは、厚生年金や協会けんぽ（全国健康保険協会）などの社会保険に加入している人に割り当てられる9桁の個別番号です。この番号は、保険料の管理や給付申請時などに必要とされます。
会社に入社して社会保険に加入する場合、過去に加入歴があるかどうかを確認するために、この9桁の番号が求められます。
国民健康保険証にある「保険者番号」との違い
国民健康保険証に記載されている「保険者番号」は6桁で、これは市区町村の番号を示しています。一方、被保険者番号は個人に割り振られる9桁で、保険者番号とは全く別物です。
したがって、国民健康保険証を見ても被保険者番号（9桁）は確認できません。
被保険者番号の確認方法
以前に社会保険に加入していたことがある場合、被保険者番号は以下の方法で確認できます。
- 過去の「健康保険証（協会けんぽなど）」を見る：右上に9桁の番号が記載されています。
- 「資格取得届の控え」や「標準報酬決定通知書」などの書類を探す
- 以前の勤務先に問い合わせる：個人情報のため回答には本人確認が必要です。
- 年金事務所に問い合わせる：本人確認書類を持参すれば、窓口で確認できます。
これらの方法で確認できない場合でも、新しい職場が年金事務所を通じて照会を行うことが可能なケースもあります。
被保険者番号がわからない場合の対処法
もし番号が不明な場合は、「不明」または「新規」と記入するなどして職場の担当者に相談しましょう。過去の加入歴があれば、年金記録で紐付けされることがあります。
また、マイナンバー制度により、被保険者番号を使わずとも手続きが進められるケースも増えてきています。
注意：社会保険と国民健康保険の切替タイミング
社会保険に加入すると、国民健康保険は脱退する必要があります。新しい保険証が届いたら、速やかに市区町村役場に届け出を行いましょう。
二重加入になってしまうと保険料が二重に請求されることもあるため、注意が必要です。
まとめ：被保険者番号は社会保険独自の番号。確認方法を知ってスムーズに提出
被保険者番号9桁は、社会保険における個人を特定する重要な情報です。国民健康保険の保険者番号とは異なり、過去の社会保険加入時の保険証や会社の書類、年金事務所で確認が可能です。
もしわからない場合は焦らず、勤務先の担当者に相談しつつ、必要に応じて年金事務所で確認を取りましょう。
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