これまで学生として通学定期券を利用していた方が、進学を控えて宅浪することになった場合、次の定期券をどう購入すべきか悩む方も多いでしょう。この記事では、通学定期と通勤定期の違いや、宅浪の方が利用できる定期券の種類、購入の流れについて解説します。
通学定期券は学生証の提示が必要
Suicaなどの通学定期券を購入するには、学校名・通学区間などが明記された有効な学生証または通学証明書の提示が必要です。そのため、宅浪中は原則として通学定期券の購入資格がなくなります。
たとえば浪人して予備校に通っていない、通信制高校にも在籍していないという場合、JRや私鉄などの鉄道会社では「通勤定期券」での対応となります。
宅浪生は通勤定期券の利用対象
通勤定期券は誰でも購入可能で、身分証明書の提示なども不要なため、宅浪生も問題なく購入できます。価格は通学定期より高くなりますが、通常運賃に比べると大幅に安く利用できます。
なお、定期券を利用する目的(自習のために図書館や予備校に通うなど)を申告する必要もありません。
Suica定期券の購入手続きの流れ
通勤定期券の購入は、以下のような手続きで行えます。
購入場所 | みどりの窓口、指定席券売機、または一部の駅窓口 |
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必要なもの | 現在使っているSuica(定期機能付き)や新規での購入希望であれば本人確認不要 |
記入事項 | 利用区間(起点・終点)、利用期間(1か月〜6か月) |
みどりの窓口での購入が不安な場合は、事前に駅員へ相談するのもおすすめです。
年度をまたぐタイミングでの注意点
現在の定期券が4月13日まで有効であれば、更新はその満了日以降となります。通学定期から通勤定期へ切り替える場合、新たに通勤定期として購入手続きを行う必要があります。
定期券の残存期間や使用履歴があるSuicaをそのまま通勤定期用に使いたい場合でも、切り替え処理を行えば継続して使用可能です。
再度通学定期が必要になった場合は?
今後予備校や学校に通うようになった場合は、再び通学証明書を取得し、通学定期券の購入が可能になります。状況が変わった場合は、駅の窓口で相談することでスムーズな手続きが可能です。
まとめ
宅浪中であっても、Suica定期券は通勤定期券として購入できます。学生証がない状態では通学定期の購入はできませんが、通勤定期なら誰でも申し込むことが可能です。手続きは駅の窓口や券売機で簡単に行えるため、安心して利用を開始できます。
もし不明点があれば、利用予定の駅やみどりの窓口での相談をおすすめします。
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