通帳を汚してしまったときの再発行手続きと記帳内容の引き継ぎについて

貯金

うっかり飲み物をこぼしてしまい、銀行の通帳が使えなくなってしまった——そんなときにどうすればいいのか不安になりますよね。特に、過去に記帳された内容が新しい通帳に引き継がれるのかどうか、気になる方も多いでしょう。今回は、通帳を破損・汚損した場合の再発行手続きと、その際の記帳情報の扱いについて詳しく解説します。

通帳を汚したときはどうする?まずは窓口へ

通帳にジュースなどをこぼしてインクがにじんでしまった場合でも、銀行の窓口に通帳を持参すれば再発行してもらえます。再発行の際は本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要になるため、あわせて持参しましょう。

なお、破損や汚損による再発行の場合でも、手数料がかかる場合があります(多くは1,100円程度)ので、事前に銀行の公式サイトや問い合わせで確認しておくと安心です。

再発行された通帳には過去の取引履歴は載らない?

新しい通帳には、基本的に「未記帳の取引のみ」が記載されます。つまり、汚れた通帳にすでに記帳されていた履歴は、新しい通帳には引き継がれません。

例として、6月15日まで記帳済みであれば、新しい通帳には6月16日以降の未記帳の取引だけが印字され、6月15日以前の履歴は省略されます。過去の記録が必要な場合は、別途「取引明細書」などを依頼することができます。

過去の記帳内容が必要な場合の対処法

どうしても過去の記帳内容を確認したい場合、次のような方法があります。

  • 取引明細書の発行依頼:銀行窓口で申請することで、一定期間の明細を紙で発行してもらえます。発行手数料がかかる場合もあります。
  • インターネットバンキングの利用:オンラインでログインすれば、過去数ヶ月〜1年程度の履歴をPDFで確認・保存できる銀行もあります。
  • 紙の通帳からデジタル通帳へ切り替え:今後の管理をスマートにする方法としておすすめです。

たとえば、三菱UFJ銀行では最大10年分の明細をネットで確認可能であり、通帳を再発行せずに済むケースも増えています。

通帳の再発行に関する注意点

通帳再発行には即日対応できない場合があります。特に支店の混雑状況や印刷処理の関係で、数日かかることも。急ぎで取引履歴が必要な場合は、先に明細書を発行してもらうのがスムーズです。

また、通帳と印鑑を一緒に紛失・破損した場合には、再発行までに追加の本人確認手続きが必要になることがありますので、印鑑の保管状態にも注意が必要です。

今後の管理のためにできること

通帳を汚してしまった経験をきっかけに、通帳レスやネットバンキングに切り替える方も増えています。たとえば、みずほ銀行では「みずほe-口座」に登録すれば通帳を発行せずスマホで全て管理できます。

通帳が不要になるだけでなく、ATM手数料の割引やエコにも貢献できますので、今後の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:通帳の再発行は可能だが、記帳内容の引き継ぎには注意

通帳を汚してしまっても、焦らず銀行窓口に持参すれば再発行してもらえます。ただし、新しい通帳には以前の記帳内容は自動で引き継がれないため、必要な場合は明細書の発行やインターネットバンキングの利用がおすすめです。

紙の通帳管理に不安を感じる方は、デジタル通帳への切り替えも検討し、安心・便利な口座管理を目指しましょう。

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